アルファタウリ「マテリアルの問題」角田裕毅とガスリーを苦しめたF1日本GP予選でのトラブルを説明
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8日(土)のF1日本GP公式予選で2台のAT03が抱えたブレーキトラブルについて、アルファタウリの車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは「ブレーキマテリアルの問題」だと説明した。
角田裕毅は3セットの新品を投じて何とか12番手でQ2に駒を進めたものの、ピエール・ガスリーは「ブレーキが効かない!」と不満を爆発させ、アルピーヌ移籍発表直後の予選で17番手とQ1敗退を喫した。
デゾトゥーは土曜のセッションを終えて「FP3はドライコンディション用にクルマをセットアップする最初の機会だったが、特にピエール側のガレージで、正しいバランスを見つけるのに苦労した」と振り返った。
「そのため普段よりもリスクを負うことになり、予選に向けて2台のクルマのセットアップを大幅に変更した」
「だが残念なことにブレーキマテリアルの問題に阻まれてしまった。これに関しては詳細に分析して原因を理解しなければならない」
「Q1では両ドライバーとも前輪ロックに悩まされた。ユーキは何とか良いラップをまとめ上げたが、ピエールはノックアウトしてしまった」
「Q2に進んだユーキはクルマから更にパフォーマンスを引き出してみせたが、それでもブレーキングに自信を持てないままだった」
角田裕毅はアルファロメオに前後を挟まれる13番グリッド、ガスリーはスピードトラップで他を圧倒するウィリアムズFW44の背後、17番グリッドに着く。
「チャンスはまだ残っている」とデゾトゥーは語る。
「特に、いくつかの予報にあるようにレース中盤に雨が降ってくれば尚更だ。明日に向けて今夜は様々なシナリオを検討し、2台のクルマを可能な限り最善の方法で準備していく」
2022年F1日本グランプリ予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にシャルル・ルクレール、3番手にカルロス・サインツと、フェラーリ勢が続く結果となった。
2022年F1日本グランプリ決勝レースは10月9日(日)14時にフォーメーションラップが開始され、1周5807mの鈴鹿サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。