“夢”の実現へ…岩佐歩夢、F1アブダビテスト参加および2024年スーパーフォーミュラ参戦へ
Published:
今年、FIA-F2選手権に参戦する岩佐歩夢は、F1最終アブダビGP後に行われるポストシーズン・テストにアルファタウリから初参加する。また2024年はTEAM MUGENから全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する。
今季最終戦の後、ヤス・マリーナ・サーキットで行われるテストでは1日を通してAT04をドライブする。F1マシンをドライブするのは今回が初となる。もう1台は、午前をダニエル・リカルドが、午後を角田裕毅が担当する。
スーパーフォーミュラへは、ホンダのドライバー育成プログラム「ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」および、レッドブルの育成プログラム「レッドブル・ジュニアチーム」双方の支援を受け参戦する。
国内シリーズでのレースは2019年以来となるが、あくまでも将来的なF1参戦に向けたステップで、2021年と2022年に連覇を果たした野尻智紀のチームメイトを務める。
「F2での経験を経て、世界につながるスーパーフォーミュラに参戦できること、また母国である日本でレースができることを嬉しく思います」と岩佐歩夢は語る。
「F1に次ぐ速さのスーパーフォーミュラは、F2を戦いながらも情報を追ってきたシリーズで、自分にとってとても刺激的な挑戦となります。世界の頂点を目指し、その立場に居続けるという『夢』の実現に向かって、最大限の努力をします。日本のファンの皆さん、ぜひ応援をよろしくお願いします」
また、HRCの渡辺康治代表取締役社長は「今シーズン目覚ましい活躍を見せた岩佐選手がF2からステップアップし、スーパーフォーミュラに参戦することを大変嬉しく思っています。冷静かつ前向きに努力を続け、周りを惹きつける力を持った岩佐選手が、新しいフィールドで結果を出してくれることに期待しています」と述べた。
22歳の岩佐歩夢は3勝を挙げて、F2最終戦を残して現在ランキング3位につけている。