2022 F1イタリア PU投入状況:フェルスタッペンや角田を含む”ほぼ半数”がグリッド降格

モンツァ・サーキットのコントロール・タワー、2022年9月8日F1イタリアGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる発表を元に、2022年F1第16戦イタリアGPにおける各ドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。本ページは随時アップデートされる。

超高速のモンツァ・サーキットでは以下の9名がグリッド降格を受ける。

  • マックス・フェルスタッペン(5グリッド)
  • エステバン・オコン(5グリッド)
  • セルジオ・ペレス(10グリッド)
  • バルテリ・ボッタス(15グリッド)
  • ケビン・マグヌッセン(15グリッド)
  • ミック・シューマッハ(GB:10 / PU:5)
  • カルロス・サインツ(最後尾)
  • 角田裕毅(最後尾)
  • ルイス・ハミルトン(最後尾)
Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
ルイス・ハミルトン 4 4 4 4 4
マックス・フェルスタッペン 5
セルジオ・ペレス 4 6
カルロス・サインツ 5 5 5 6 3 4
エステバン・オコン 5
角田裕毅 6 6 6 6
バルテリ・ボッタス 6 7 7 6
ケビン・マグヌッセン 5 5 5
ミック・シューマッハ 5 7

スパでのクラッシュによってエンジンにダメージを負ったハミルトンは、今季4基目となるICE(内燃エンジン)、ターボ、MGU-H/Kを開封した。損傷したエンジンが再利用できるかどうかは分かっていない。

選手権をリードするレッドブル勢はフェルスタッペンとペレスに各々新たなICEを投入すると共に、ペレスには今季6基目のエキゾーストを搭載した。

戒告処分の累積で10グリッド降格が決まっている角田裕毅(アルファタウリ)はこれを機に今季6基目のパワーユニットへと換装。最後尾スタートが決定した。

フェラーリは母国レースを前に、軽量化されたと噂の新しいハイブリッドをカルロス・サインツに投じたようだ。

まずは週末を前に5基目のMGU-Kと3基目のバッテリーに加えて5基目のギアボックス交換を行い、FP2を前に4基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)を追加投入。最後尾スタートが確定した。更にFP3を前に、追加で5基目のICE、ターボ、MGU-H、そして6基目のMUG-Kを投入した。

アルピーヌのオコンは2日目に向けて5基目のICE(内燃エンジン)のみを交換。シューマッハは5基目のICEに加えて6基目のギアボックスに換装し、計15グリッド降格が決定した。

ハースのチームメイト、マグヌッセンは今季5基目となるICE、ターボチャージャー、MGU-Hを開封し、同じく15グリッド降格を受ける。

モンツァは誰もがミニマム・ダウンフォースのウイングを持ち込むためスリップストリームやDRSの効果が低減するものの、4本のストレートと2箇所のDRSゾーンが設けられるため、グリッドペナルティを消化するには適した場所と言える。

V6ハイブリッド・ターボ導入9年目の今年はICE、ターボ、MGU-H、MGU-Kが各々年間3基まで、CE、ES(バッテリー)は各2基まで、そしてエキゾースト・システムは年間8セットまでに使用が制限されている。

F1イタリアGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
メルセデス G.ラッセルRUS 3 3 3 3 2 2 3
L.ハミルトンHAM 4 4 4 4 2 2 4
レッドブル・RBPT M.フェルスタッペンVER 5 4 4 4 3 3 6
S.ペレスPER 4 3 3 3 2 2 6
フェラーリ C.ルクレールLEC 5 5 5 5 3 4 9
C.サインツSAI 5 5 5 6 3 4 6
マクラーレン・メルセデス D.リカルドRIC 3 3 3 3 2 2 3
L.ノリスNOR 4 4 4 3 3 3 5
アルピーヌ・ルノー F.アロンソALO 5 5 5 4 4 4 6
E.オコンOCN 5 4 4 4 3 3 5
アルファタウリ・RBPT P.ガスリーGAS 4 4 4 4 3 3 5
角田裕毅TSU 6 6 6 6 3 3 6
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 3 3 3 3 2 2 3
S.ベッテルVET 3 3 3 3 2 2 3
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 3 3 3 3 2 2 3
N.ラティフィLAT 3 3 3 3 2 2 3
アルファロメオ・フェラーリ V.ボッタスBOT 6 7 7 4 2 3 6
周冠宇ZHO 4 4 4 3 2 3 5
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 5 5 5 4 2 2 5
M.シューマッハMSC 5 4 4 4 2 3 7

F1イタリアGP特集

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