ピエール・ガスリー、AT02の総合力の高さを実感…”第二の故郷モンツァ”での好結果に期待
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昨年のモンツァウィナー、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが2021年FIA-F1世界選手権第14戦イタリアGPに先立って抱負を語った。
昨年のグランプリでガスリーは10番グリッドからレースをスタートし、序盤のセーフティーカー導入によるチャンスを得て、カルロス・サインツ(マクラーレン)を抑え切って見事キャリア初優勝を飾った。
ガスリーがそんなモンツァでの週末を楽しみにしているのは、思い出深いという事以外にも理由があるようだ。モンツァ近郊に住むガスリーにとっては地元レースの一つであり、何より過去数戦のAT02は如何なるコース、コンディションであっても高い一貫性を発揮している。
ピエール・ガスリー好結果に期待…AT02の総合力の高さを実感
来年の契約が決まって嬉しいよ。このチームは本当に居心地が良いし、物事は上手くいっているし、更に良い状況が期待できるのは間違いないからね。
モンツァで再びステアリングを握るのが待ち遠しい。チームは良い感じだし、クルマはウエットでもドライでも、どんなコースでも上手く機能しているように感じる。過去3戦で5位、6位、4位を獲得できたことが、その証拠だ。
ザントフォールトは金曜日の段階から全てが正しい方向に進んで、本当に素晴らしい週末を過ごす事ができた。レースでは上位3台のマシンに何かが起こって、今年のバクーでの3位に続いて再び表彰台の上でシャンパンを味わえるかもって期待していたけど、そうはならなかった。
それでも4位でフィニッシュする事ができたから、当然モンツァへの期待は高まっている。僕はモンツァから15kmほど離れた場所に住んでいるし、モンツァは僕にとっての第2の故郷みたいなものだ。
優勝を経験したコースで再び走るというのは僕にとって初めての体験だ。去年とは違って今年は大勢のティフォシが駆けつけてくれるだろうから凄く楽しみにしている。彼らはモンツァが織りなす雰囲気の一部だから、無観客だった去年は凄く変な感じだった。
今週末は昨シーズンの忘れられない瞬間を思い出させてくれる僕にとって特別なものになるだろうね。今回も素晴らしい結果が得られることを願っているけど、今年2回目となるスプリント予選が行われる事を念頭に入れなきゃならない。
1度シルバーストンでやっているから、どういう事になるのかはある程度予想がつくけど、予選と決勝は例年のようにスリップストリームの奪い合いが行われるだろうから、また違った展開になると思う。
イタリアGPの戦いの舞台となるのは、ブルックランズ(イギリス)、インディアナポリス(アメリカ)と並び世界最古の歴史を持つサーキットの一つモンツァ。1周5,793mのコースはカレンダー最高のエンジン全開率を誇る超高速サーキットとして知られる。
今季2度目のスプリント予選が行われるF1イタリアGPは、日本時間9月10日(金)21時半からのフリー走行1で幕を開ける。