角田裕毅、クビサとの接触で”悔しい”レース「凄く良いスタートが切れたのに…」
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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は2021 F1第14戦イタリアGPスプリント予選を終えて「悔しい1日になった」とフラストレーションをあらわにした。
新品のソフトタイヤを履いて17番グリッドに並んだ角田裕毅は、ターン5でロバート・クビサ(アルファロメオ)と接触してフロントウイングにダメージを負った。
これにより交換のためにピットストップを余儀なくされ、僚友ピエール・ガスリーのリタイヤにより事実上の最下位となった19番手に後退した。
ただその後は4周目にクビサ、5周目にミック・シューマッハ、8周目にニキータ・マゼピンを交わして1ポジションアップの16番手でフィニッシュした。
テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは「最後尾に転落しながらも幾つか順位を挽回できた事がせめてもの救いだった」と語った。
優勝したメルセデスのバルテリ・ボッタスがパワーユニット交換に伴うエンジンペナルティを受け最後尾に下がるため、角田は15番グリッドから日曜の本レースに臨む事になる。
凄く良いスタートが切れたのに…
角田裕毅
スプリント予選: 16位, FP2: 15位
悔しい一日でした。スタートは凄く上手くいき、ターン4までに幾つかポジションを上げることができたのですが、残念ながらクビサと接触してしまい、フロントウイングにダメージを負ってしまいました。
交換のためにピットインした後は、上手く挽回できたと思います。今日はクルマの感触が良く、ペースもかなり良かったので、ソフトタイヤのアドバンテージを最大限に活かす事ができました。この経験を明日のレースに活かしたいと思います。
難しいとは思いますが、レースではポイント獲得を目指して戦いたいと思います。
スプリント予選ではバルテリ・ボッタス(メルセデス)が優勝を飾ったが、グリッド降格ペナルティを受けるためマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が繰り上がりのポールポジションを獲得。2番グリッドにはダニエル・リカルド(マクラーレン)が、3番グリッドにはランド・ノリス(マクラーレン)が並ぶ。
2021 FIA-F1世界選手権 第14戦イタリアGP決勝レースは9月12日(日)日本時間22時にモンツァ・サーキットでグリーンフラッグを迎える。