18番手ハートレー、超僅差でQ1敗退「ラップに問題はなかったが何しろ接戦過ぎた」
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トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、モンツァで行われたF1イタリアGP予選で100分の4秒届かずQ1敗退を喫し18番手に終わった。マシンを降りたハートレーは、自身のアタックラップには大きな問題がなかったものの、コンマ1秒の中に6台がひしめく接戦だったために、僅かな差が明暗を分けたと述べ、肩を落とした。
マシン性能対抗戦の傾向が強いF1としては、1日土曜のイタリアGP予選は史上稀に見る大接戦であった。エントリーした全20台で争う予選Q1では、セルジオ・ペレス(Racing Point)が1000分の1秒差で、シャルル・ルクレール(Sauber)が1000分の2秒差でQ2進出を逃す事となった。
18番手でQ1ノックアウトを喫したハートレーとQ1を10番手で通過したニコ・ヒュルケンベルグ(Renault)とのギャップは僅か0.133秒。フェラーリ、メルセデス、レッドブルを除いた所謂”ミッドフィールド”チームのバトルは熾烈さを極めていた。
ラップに問題はなかったが何しろ接戦過ぎた
ブレンドン・ハートレー予選: 18位, FP3: 20位
最後のラップは別にそんなに悪くなかったんだけど、今日の予選は何しろ超接戦だったからね。ターン1でちょっとミスがあったけど、それを除けば問題ないラップだったんだ。マシンの感触は悪くなかったし、チームは僕とピエールの好みに合わせてマシンを微調整し、素晴らしい仕事をしてくれた。
ミッドフィールドの今日の争いは本当に接近していて、F1としては信じられない位のレベルだったんだ。でも、僕にとってはそれが悪い方に転んでしまった。Q2に進出したピエールとのタイム差はコンマ1秒足らずだったのに、その中に6台がひしめいていたんだ。
明日のレースが難しくなったという意味で18番手にはガッカリだけど、何台かがペナルティを受けるから、スタートグリッドが少し上がるのが救いだね。
ポールポジションは母国フェラーリのキミ・ライコネン。2番手に僚友セバスチャン・ベッテルが続きフェラーリがお膝元モンツァで18年ぶりにフロントロウを独占した。3番手にはメルセデスのルイス・ハミルトンが続く結果となった。
2018年F1第14戦イタリアグランプリ決勝レースは、日本時間9月2日(日)22時10分から行われ、1周5,793mのモンツァ・サーキットを53周する事で勝敗を決する。