ルイス・ハミルトン、FP2で大幅後退「セットアップを変更したら…」予選でのラッセル牽引に前向き
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ルイス・ハミルトン(メルセデス)は9日(金)に行われたF1イタリアGPの初日FP1で4番手を刻み上々の滑り出しを見せたものの、セットアップを変更して臨んだFP2では7番手に後退した。
エンジニアリング・ディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンによると、FP1では「シングルラップとロングランの両方のバランスでクルマを良い状態に持っていくことができた」ものの、FP2では2台共にリアのグリップ不足に苦戦したと言う。
スパでのクラッシュによってエンジンにダメージを負ったハミルトンは、今季4基目となるICE(内燃エンジン)、ターボ、MGU-H/Kを開封。最後尾スタートが決まっているが、それとは関係なくチーム内の出走順ルールに基づき、予選ではジョージ・ラッセルにトウを与えるつもりだという。
なお当のラッセルは「ハイリスク・ハイリターン」だとして、予選での牽引について否定的な考えを示している。
ラッセルを引っ張るつもり
ルイス・ハミルトン
FP2: 7位 / 1:22.503
FP1: 4位 / 1:22.831
FP1とFP2の間に幾つかセットアップを変更した結果、かなり遅くなってしまった。もしくは他の連中がかなり速くなったかだ。兎に角、2回目のセッションでは速さが感じられなかった。
ジョージがデプロイメントに幾らか問題を抱えていたのは知っているけど、僕のクルマには影響がなかったように思う。
明日(の予選)はジョージがガレージを出る順番を選ぶ番だから、おそらく僕が最初に出る事になると思う。もちろん、その場合は少し引っ張るつもりだ。
F1イタリアGPのFP2をトップで締め括ったのはカルロス・サインツ(フェラーリ)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を0.143秒差で退けた。3番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続く結果となった。
2022年F1イタリア・グランプリ3回目のフリー走行は日本時間9月10日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンツァ・サーキットで開催される。