ホンダF1、新スペックPU投入を念頭にテスト「課題のエネルギーマネジメントを熟成」F1バルセロナ合同テスト2日目
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2日間に渡って行われたバルセロナ合同テストの日程が全て終了した。トロロッソ・ホンダの最終2日目は、午前の4時間あまりの走行でショーン・ゲラエルが83周を走破。午後を担当したピエール・ガスリーはステアリングのトラブルによって39周に留まったものの、チームとしてトータル122周を走り込んだ。
パワーユニットを担当するホンダ側は、カナダGPでの投入が有力視される新スペックエンジンに関連したテストプログラムを実施。MGU-HとMGU-Kから構成されるハイブリッドシステムを含めたパワーユニット全体のエネルギーマネジメントの熟成に取り組んだ。
初日はオイル漏れ、2日目はステアリングと、立て続けのトラブルによって走行時間が制限されてしまったが、セッションを振り返った本橋正充ホンダF1副テクニカルディレクターは、実りある時間が過ごせたとの認識を示し、前向きな姿勢をみせた。
F1バルセロナ合同テストを終えて
本橋正充ホンダF1副テクニカルディレクター
今回は3月のバルセロナ以来初めてのテストとなりました。レース週末とは異なり大きなプレッシャーもなく、ここまでに見えてきた課題や今後に向けたアイデアを試すことができました。
パワーユニットとしては、各コンポーネント間でどのようにエネルギーを効率的に使用できるかなど、特にパワーユニット全体のエネルギー配分に主眼を置いてテストをしてきました。この2日間で得たことを今後のレースに活かしていくつもりです。
2日目トップタイムはバルテリ・ボッタス(Mercedes)、2番手はアントニオ・ジョビナッツィ(Ferrari)、3番手にランド・ノリス(Mclaren)が続いた。詳しくは、F1バルセロナ合同テスト2日目順位結果を参照されたい。
2日間に渡って行われたテストスケジュールはすべて終了。チームは今回のテスト結果を踏まえ、5月24日(木)から始まる第6戦F1モナコGPに向けて準備を進める。