インディ500 予選総合結果：パジェノーがポールを獲得、ホンダエンジン勢最上位は5番手ハータ

Published：2019/5/20 06:22 Updated：2019/5/25 00:18

第103回インディ500予選2日目の「ファスト9シュートアウト」が、現地5月19日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ（IMS）で行われ、強豪チーム・ペンスキーのシモン・パジェノーが平均速度229.992mphを記録してポールポジションを獲得。3列目までのグリッドが決し、決勝に臨む全33台のスターティンググリッドが確定した。

パジェノーは先週末の第5戦インディカーGPで久しぶりに勝利の美酒を味わい、その勢いのままに伝統の一戦に突入。プラクティスの段階から印象的な速さを示し、日曜のIMSでキャリア初のインディ500ポールを獲得した。ペンスキーとしては、18回目のポールポジションとなった。

この日は激しい雨に見舞われ、現地午前に予定されていたプラクティスが中止に。雨が止んだ現地16時半から行われた予選突破をかけた「ラストロー・シュートアウト」では、マクラーレンのフェルナンド・アロンソを含む3台の予選落ちが決まり、そのまま休みなく立て続けにポールポジション争いが実施された。

パジェノーの続きフロントローに並んだのは、2番手エド・カーペンターと3番手スペンサー・ピゴットのエド・カーペンター・レーシング勢。4番手にも同じエド・カーペンターのエド・ジョーンズが続き、上位4台全てがシボレーエンジン搭載チームという結果となった。

ホンダエンジン勢最上位は5番手のコルトン・ハータ。6番手にはウィル・パワーが、7番手にはセバスチャン・ブルデー、8番手にジョセフ・ニューガーデン、そして9番手にアレキサンダー・ロッシが続いた。

決勝進出を決めたのはアロンソ、パトリシオ・オワード、マックス・チルトンを除く33台。2年ぶりの王座奪還を目指すレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は、14番グリッドから決勝に臨む。

決勝前に残されたプラクティスは後2回。20日月曜の練習走行の後は、24日金曜「カーブデイ」でのファイナルプラクティスを残すのみとなり、26日日曜に500マイルレースが開催される。

2019年第103回インディ500予選総合結果