フェルナンド・アロンソの尽力にピレリが感謝 / Mclaren F1バーレーンテスト《2日目》

マクラーレンの2019年チームウェアを着たフェルナンド・アロンソcopyright Pirelli & C. S.p.A.

マクラーレンF1チームは、4月3日(火)に行われたFバーレーンテスト最終2日目セッションでカルロス・サインツが4番手、フェルナンド・アロンソが11番手、そしてランド・ノリスが13番手タイムを記録した。

通常テストの方は、まずはランド・ノリスが担当し、搭載燃料量を2種類に分けて空力テストを実施。予選及びレースシミュレーションを行った後、ラスト70分でカルロス・サインツがこれを引き継いた。タイヤ開発テストの方は、まずはサインツが午後13時半まで担当。その後は同郷の大先輩フェルナンド・アロンソがタスクを引き継いだ。

ピレリの責任者を務めるマリオ・イゾラは「データ分析に際して、フェルナンド・アロンソの持つ経験が大いに役立った」と語り、ダブルチャンピオンの尽力に感謝した。

マクラーレンMCL34はこの日トータル222周を記録。スポーティング・ディレクターのジル・ド・フェランは「大きなトラブルなくスケジュール通りにプログラムを消化できた。かなり生産的な一日になった」と述べた。

マクラーレン:F1バーレーンテスト2日目

フェルナンド・アロンソ順位:11位 / 69周

2日間に渡って再びF1マシンに乗れて楽しかった。毎日70周位を走り込んだ。ピレリのタイヤ開発とチームの手助けになる事を願ってる。F1マシンをドライブするのはいつだって素晴らしいものだし、クルマとタイヤの進化を体験出来て良かった。全てがポジティブに終わってくれたから、僕としては満足だ。

カルロス・サインツ順位:4位 / 21周(通常)、60周(ピレリ)

今日は雨が降らなかったから、通常通りのテストセッションを楽しめた。午前中は、ピレリのコンパウンドテストを担当し、無事にプログラムを終える事が出来た。午後の4時間はマクラーレンの方のテストに戻って、雨のために昨日終える事が出来なかった一部をやり終えた。

概して、生産的でポジティブなテストになったと言って良いと思う。有益なデータを収集する事が出来たから、ファクトリーに持ち帰って分析するつもりだ。来週の中国GPに向けて、これからの数日間はゆっくり休むよ。

ランド・ノリス順位:13位 / 72周

全体として、チームにとってポジティブなテストになったと思う。カルロスと僕とフェルナンドの3人で多くのデータを集める事が出来たからね。今日のセッションは、計画通りにスケジュールをこなせたし、かなり走り込めたから、僕的にも凄く建設的な一日だった。この2日間で学んだ事を活かして、この先のレースでパフォーマンスを最大化出来る事を祈ってる。


2日目をトップで締め括ったのはメルセデスW10のステアリングを握ったジョージ・ラッセル。チェッカー直前に最も柔らかいC5タイヤを履き、レーシングポイントのセルジオ・ペレスを抜き去った。3番手には、先の二人より硬めのC3コンパウンドを履いたフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続いた。

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