フェラーリPU勢のハースとザウバー、本家に先駆けてF1ハンガリーGPで最新スペック3エンジンを投入
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FIA国際自動車連盟はF1ハンガリーGP初日フリー走行開始直後に、ハースとザウバーの全4台のマシンのエンジンが交換された事を明らかにした。
ケビン・マグヌッセン(Haas)、マーカス・エリクソン(Sauber)、シャルル・ルクレール(Sauber)の3台は、フェラーリ最新版のICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGU-Hを投入。3基目に到達した。ロマン・グロージャンはICEのみ新型に交換した。
フェラーリPU勢は前戦ドイツGPで全6台が新たなMGU-Kを投入。本家フェラーリは、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンの両者がMGU-Kと合わせてESを交換している。今回カスタマーチームに投入されたのは最新仕様のスペック3。本家に先駆けての投入となった。
メルセデスAMG製パワーユニットは、ハイブリッド・ターボが導入されて以降のF1を圧倒的な実力差で牛耳ってきたが、今年に入ってフェラーリが大きく躍進。メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフはドイツGP予選でフェラーリに敗北した際「我々はストレートで劣っている」と述べ、現時点ではフェラーリが最強との認識を示していた。
噂ではスペック3の性能向上レベルは40馬力とも伝えられている。流石にそれだけのゲインがあるとは考えにくいが、いずれにせよライバルチームにとっては不気味なニュースと言える。