セルジオ・ペレス、Q3最終走行逃して「本当にガッカリ」するもハミルトンを責めず
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レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは31日(土)に行われたF1第11戦ハンガリー公式予選でQ3最後のアタックラップを開始できず、1回目の計測ラップによって2列目4番手という結果に終わった。
ペレスは最後の計測に際し、メルセデスの2台とチームメイトのマックス・フェルスタッペンに続いて隊列の最後についたが、計測ラップの開始を前にチェッカーフラッグが振られてしまい、ライバルよりも1回少ないラップでセッションを終えた。
後方のライバルを抑えるためにレッドブル・ホンダ勢の前を走行していたルイス・ハミルトンが故意にスロー走行を繰り返したとの見方もあるが、ペレスは失望した事を認めつつもその可能性を除外した。
「予選を通してクルマの感触が良くなっていったのは確かで、最後のアタックに可能性を感じていただけに、走行できずに本当にガッカリしてる」とペレス。
「十分なマージンがあると思ってたんだけど残念ながらそうはならず、最後のアタックを逃してしまった」
「詳しく見たわけじゃないけど、ルイスは彼の前にいたボッタスと常識的なギャップを築いていたように思う」
「多分(ハミルトンよりも前の方で)何かが起こったんだろうね。誰かがガスリーとのギャップを空けようと大きく後退したんじゃないかと思うけど、それが起きたのは隊列の最後の方ではなかったように思う」
「思うにハミルトンのギャップは普通のものだったと思う。僕はただ、隊列の最後にいたためにその代償を払っただけだよ」
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|
2 | ボッタス | メルセデス | 1:16.569 | 1:16.702 | 1:15.734 |
3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:16.214 | 1:15.650 | 1:15.840 |
4 | ペレス | レッドブル | 1:17.233 | 1:16.443 | 1:16.421 |
5 | ガスリー | アルファタウリ | 1:16.874 | 1:16.394 | 1:16.483 |
6 | ノリス | マクラーレン | 1:17.081 | 1:16.385 | 1:16.489 |
「壁のないモナコ」との表現が象徴するようにハンガロリンクは追い抜き困難なコースだが、ペレスはメルセデスとは異なるソフトタイヤでのスタートアドバンテージに期待を寄せる。
「予選に先立ってメルセデスがかなり手強いであろう事は予想していたけど、明日こそは彼らに大きなプレッシャーを与えられればって思ってる」
「彼らとは異なる戦略を採る事になるしスタートが楽しみだね」
「ここは1つか2つのコーナーで上手くやれれば、大いにラップタイムを稼げるコースだ。理想的なシナリオとしては彼らの前に出てポジションをキープすることだけど、レースはかなり長いし、どうなるだろうね」
ポールポジションはハミルトン。2番手にはボッタスが続き、メルセデスが最前列をロックアウトした。フェルスタッペンはペレスと共に2列目3番グリッドから逆転に挑む。
2021年 F1ハンガリーグランプリ決勝レースは、日本時間8月1日(日)22時にスタート。1周4,381mのハンガロリンクを70周する事でチャンピオンシップを争う。