ホーナー騒動はF1にとって「損害」とFIA会長、ボスとチームの現状について語るフェルスタッペン

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)のグリッド上で話をするクリスチャン・ホーナー(レッドブル・レーシングチーム代表)とモハメド・ベン・スレイエムFIA会長、2023年10月21日 F1アメリカGP(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)Courtesy Of Red Bull Content Pool

証拠とされる真偽不明の文書リークを経て、クリスチャン・ホーナーを巡る騒動についてF1を統括する国際自動車連盟(FIA)のモハメド・ベン・スレイエム会長は、F1にとって「損害」との認識を示した。

レッドブルGmbHはF1開幕バーレーンGPの初日前日の水曜、女性従業員に対する「不適切な行為」を巡るホーナーの疑惑について嫌疑が晴れたと発表したが、それから24時間を経て、この問題に関連するとされるWhatsAppのメッセージを含む大量の情報がリークされた。

生成AIによるフェイク画像・動画・ニュースが深刻な問題となりつつある中、この匿名のリークの信憑性は出処を含めて定かでないものの、ソーシャルメディア上にその一部が流出するなど事態はエスカレートしており、FIAはF1に対する負の影響を懸念している。

英紙「フィナンシャル・タイムズ」とのインタビューでベン・スレイエムは「これは、このスポーツに損害を与えている。人間レベルでの損害だ」と述べ、「これに関するあらゆるものから我々のスポーツを守る」ことが重要だと強調した。

「我々は兎に角、シーズンの開幕を楽しむべきだ。レースを見てほしい。なぜネガティブな話でそれを覆い隠すのだろうか?」

ベン・スレイエムは1日(金)に行われたバーレーンGPのFP3の最中にホーナーと談笑する姿が見られた。その後、一連の問題に関して話し合うためにF1のステファノ・ドメニカリCEOと会談の場を持ったと見られている。

レッドブルGmbHは、「調査に協力した当事者および第三者の個人情報」が含まれるなどとして調査報告書を機密扱いとし、これを理由に疑惑や調査に関する詳細を一切、明らかにしておらず、メルセデスのトト・ウォルフ代表とマクラーレンのザク・ブラウンCEOはイベントの初日の会見の中で、透明性に欠けるとしてF1とFIAに介入を求めている。

一連の話題は世界中のメディアの注目を集めており、マックス・フェルスタッペンを含めたレッドブル・レーシングの面々は騒がしい状況の中での職務を強いられているが、それでも金曜の予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抑えてポールポジションを獲得した。

フェルスタッペンはポール獲得後の会見の中で、自身もチームも一件に注意を払っておらず「皆で協力しあっている」と述べ、コース上でのパフォーマンスに集中していると主張した。

ホーナーに関しては「少し気が散っているかもしれない」としつつも、「週末を通してチームのために全力を尽くしている」と説明した。

またホーナーのリーダーシップに全幅の信頼を寄せているか?との質問に対しては、チーム内での運営手腕を評価し「素晴らしいチームのボス」であると述べ、特にパフォーマンス面に疑問の余地はないと強調した。

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