ホンダを背負う次世代のドライバーとなるか、2019年度SRS-Formulaスカラシップ 岩佐歩夢が獲得
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2019年度のSRS-Formula(鈴鹿サーキット・レーシングスクール・フォーミュラ)の奨学制度最終選考会が、佐藤琢磨プリンシパルらが見守る中、11月27日(水)に鈴鹿サーキット国際レーシングコースにおいて行われ、大阪府出身の18歳、岩佐歩夢(いわさ あゆむ)がスカラシップを獲得した。
選考会では、様々なカリキュラムを終えた18歳から20歳の候補生4名及び、SRS-Formulaの卒業生である大湯都史樹、大津弘樹(全日本F3参戦)、三宅淳詞、太田格之進(FIA-F4参戦)ら4名を加えた計8名による2回のセット走行 が行われた。
今回の成績及び、これまで行われた2回の選考会での成績を加味した協議の上、岩佐歩夢が2019年度のスカラシップを獲得した。岩佐はHondaの育成ドライバープログラムHFDP(ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)の一員として、2020年度のモータースポーツ参戦が予定されている。
岩佐歩夢は、2019年の鈴鹿Super FJシリーズで2勝を挙げランキング2位を獲得。選考会を終えて「スカラシップの獲得はとても嬉しいですが、ひとつの目標を達成したに過ぎません。これまで家族や多くの方々に支えられてここまでやってこれました。来年の開幕までに、今の自分に足りない部分を見直し準備をして、一年目でFIA-F4のチャンピオンを取り、次のステップに繋げられるよう頑張ります」と語った。
SRS-Formulaは世界に通用するレーシングドライバーの育成を目的として設立された。レベルに応じた四段階の体系に分かれており、それぞれのレベルや経験、技術に合わせたカリキュラムが独自に組まれている。スカラシップ選考会で優秀な成績を納めると、次年度公式戦へ参加できるスカラシップが与えられる。
SRS-Formulaは過去これまでに、2017年のインディ500チャンピオンである佐藤琢磨や、松下信治、角田裕毅、名取鉄平といった海外で活躍する若手有望株を輩出している。