フェルスタッペン、エンジンからのオイル漏れで走行僅か14周「FP2に向けて調査中」とホンダF1
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ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは、F1スペインGPの1日目のフリー走行でレッドブルのマックス・フェルスタッペンが見舞われたトラブルは、パワーユニットからのオイル漏れが原因であった事を明かし、午後の2回目のプラクティスに向けて調査中だと述べた。
フェルスタッペンはチェッカーフラッグまで30分を残した時点で大量のオイルリークに見舞われガレージイン。国際映像は、クルマをジャッキアップしてフロア下からマシン後部を覗き込むメカニックの姿を捉えていた。
この影響で、90分のセッションの3分の1を失ったフェルスタッペンは、走行僅か14周。トップタイムを刻んだバルテリ・ボッタス(メルセデス)から1.9秒遅れの12番手タイムでセッションを終えた。
当初はギアボックス絡みの問題かと思われたが、セッション終了後、田辺TDは「FP1の終盤にマックスのパワーユニットにオイル漏れが確認されました。現在調査中です」と語り、エンジン関連の問題であった事を明らかにした。
フェルスタッペンは現時点で内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-H、そしてMGU-Kの各コンポーネントを2基、ESとCEを各1基ずつ使用している。仮にMGU-Kの封が切られた場合、グリッド降格ペナルティが下されるが、問題が発生した個体は第3戦まで使用していたスペック1。FP2に向けて使用済みスペック2へと換装した。