もう一度同じ事をやる、とルイス・ハミルトン…接触事故後のフェルスタッペンへの電話の内容明かす
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メルセデスのルイス・ハミルトンは、10秒ペナルティが科されたF1イギリスGPのクラッシュの件で自身に非はないとする従来の考えを撤回する必要はないとして、仮に今、同じ状況に直面しても同じアプローチを繰り返すと主張した。
F1ハンガリーGPの開幕を前にハミルトンは「動きに関して言えば、前回と全く同じ方法を採る事になるだろうね。一件を見直して自分の長年に渡る経験に基づいて分析した結果、そう思ったんだ。変える事はない」と自己弁護した。
「説明する事はできるけど、説明するつもりはない」
「僕は20年に渡ってレースをしてきた。コーナーの攻略方法やオーバーテイクのやり方についてはよく分かってる」
「説明することでエネルギーを無駄にしたくはない。皆に十二分に理解してもらうのは間違いなく難しいだろうからね」
事故によってリタイヤを強いられた側のマックス・フェルスタッペンは詳細を明かさなかったが、ハミルトンは物議醸すシルバーストンでの衝突事故後にライバルにかけた電話の内容の一部を明らかにした。
「マックスに電話をしたのは、彼が大丈夫かどうかを確認するためで、尊敬の念がまだ残っていることを伝えるためだった」
「彼の方は受け入れてくれていないかもしれないけど、それはそれで問題ない」
フェルスタッペンは病院に搬送された後、自身不在の中で盛大に勝利を祝ったハミルトンを「無礼」「スポーツマンシップに反する」と痛烈に非難。その考えは事故から11日を経て全く変わっておらず、あの振る舞いは「メルセデスとハミルトンの本性」を曝け出すものだったと語気を強めている。
ハミルトンは「知りながらに祝う事と、知らずに祝う事は違う」として、チームを含めた自分達の行動が「無礼だったとは思っていない」と主張する。
「あれは僕にとってのホームグランプリだったし、あの結果を得るために途方もない努力を重ねてきたんだ。それに(2019年以来)初めて地元の観客が会場に集ってくれたわけで、僕らにとって記念すべき瞬間だった」
「前のレースで言ったように、僕は(フェルスタッペンが病院にいる事を)本当に知らなかったんだ。彼がクルマから無事に降る姿をスクリーンで見ていたし、その後も(チームから)大丈夫だって聞かされていたからね」
「彼が病院に行ったことは、レース後のメディアカンファレンスで初めて知ったんだ」