ハースF1、サクヒールGPで代役にピエトロ・フィッティパルディを起用…事故のグロージャンは火曜に退院へ

2019年のハースF1のテストドライバーに就任したピエトロ・フィッティパルディ

ハースF1チームはバーレーンGPで負傷したロマン・グロージャンの代役として、今週末に控える第16戦サクヒールGPでピエトロ・フィッティパルディを起用する事を発表した。

マイアミ出身の24歳のブラジル人ドライバーは、テスト兼リザーブドライバーとして今季レースの大半に帯同している。祖父は2度のF1王者にしてインディ500のダブルウィナーであるエマーソン・フィッティパルディで、2018年と2019年にハースのF1マシンをテストした経験があるが、今季型VF-20のステアリングを握るのは今回が初となる。

なおグロージャンに関しては、入院を1日延長して12月1日(火)に退院する見通しとなった。チームによると両手の甲に負った火傷の治療は「順調」だという。

F1第15戦バーレーンGPで発生した驚愕のクラッシュにより、モノコックが鉄製ガードレールに埋め込まれ激しい炎に巻かれながらも奇跡の生還を果たしたグロージャンは、ヘリで地元の防衛病院へと搬送されたが、レントゲン検査の結果、骨折はなく、軽微な火傷のみで事なきを得た事が確認された。

当初入院は1晩のみかと思われたがチームは事故翌日の月曜の朝、「両手の甲に負った火傷の治療は順調」であり、1日(火)に退院の見込みだと発表した。

グロージャンは事故当日夜にソーシャルメディアで動画を公開し、ファンに自身の無事を報告するとともに、医療関係者並びにコックピット保護装置「ヘイロー(ハロ)」に対して感謝の意を表し、手に火傷を負ったこと以外は問題ないとのメッセージを発信した。

一晩明けた月曜の朝、チーム代表のギュンター・シュタイナーがグロージャンの見舞いのために病院を訪れた。

シュタイナー代表は1週間後に控える第16戦サクヒールGPについて、参戦するにしろ欠場するにしろグロージャン本人の意志を100%尊重するとしていたが、グロージャンとの面会を経て「ロマンにとって、少なくとも1レースを欠場する事が最善と判断された」として、公式リザーブドライバーを次戦サクヒールGPに出走させる事を明らかにした。

両手の火傷がステアリングを握る上で問題となった可能性もありそうだが、グロージャン欠場の詳しい経緯と理由については現時点では明らかにされていない。

未だ新たなドライバーラインナップの発表こそないが、ハースは今季末を以てグロージャンとの契約を満了させる。既にグリッドの殆どのシートは埋まっているため、グロージャンは今シーズンを最後にF1を去る見通しで、2週間後に控えたアブダビでのレースが、グロージャンにとってのF1ラストランとなりそうだ。

2020年FIA-F1世界選手権第16戦は12月4日~6日の3日間に渡って、バーレーン・インターナショナル・サーキットの”アウタートラック”と呼ばれる3.5kmのショートコースで開催される。

F1サクヒールGP特集

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