アレックス・アルボン、慎重な姿勢崩さず「厳しいレースになる」

肘をつきながらガレージ内で待機するトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボン、F1バーレーンGP予選Courtesy Of Red Bull Content Pool

トロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンが、2019年FIA F1世界選手権第11戦ドイツGPに先立って抱負を語った。

前戦イギリスGPではダニール・クビアトのみがポイントを持ち帰ったものの、パワーユニットのトラブルがなければダブル入賞は確実。再び勢いを取り戻しつつあるSTR14だが、アルボンはホッケンハイムでのレースについて「厳しいレースになるはず」と語り、慎重な姿勢を崩していない。

慎重な姿勢崩さず「厳しいレースになるはず」

アレックス・アルボン

シルバーストンでは、過去2戦と比べて競争力が明らかに増していたし、マシンバランスも改善していた。全体としてマシンのフィーリングは良く、再びQ3へ進出することができたけど、だからといってドイツが簡単なレースになるとは思っちゃいないよ。僕らにとってタフなイベントになるはずだ。とは言え、前進しているのは間違いないし、どのエリアに取り組むべきかも分かっている。

ホッケンハイムには色んな思い出があるけど、GP3時代にポールポジションを獲得して、トップを走行している際にクラッシュしたことを思い出すよ。あの時はレース2でもクラッシュしちゃったんだよね。

このコースは標準的なレイアウトだけど、スタジアムセクションへと向かうコーナーに代表されるようにナイスなコーナーが多いし、雰囲気もすばらしい。オーバーテイクは容易だと思う。特に、ヘアピンから続くロングストレートは最高のオーバーテイクポイントだよ。

タイヤに厳しいコースだから、予選の1ランだけであっても、注意していないとラップ終盤にタイヤが摩耗してしまうんだ。路面の舗装も古いから、新しい舗装のサーキットと比べるとかなり粗いし、その点には注意が必要だね。


ドイツGPの戦いの舞台となるのは今季限りでのカレンダー脱落が危ぶまれているホッケンハイムリンク。全長4574mのコースには4箇所のヘビーブレーキングゾーンがあり、1周の約15%は制動に費やされるため、ブレーキへの負荷が高い。

昨年のグランプリでは、オイル漏れトラブルのために14番グリッドからスタートしたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが大逆転勝利。2位にバルテリ・ボッタスが続きシルバーアローが圧倒。3位はフェラーリのキミ・ライコネンという結果だった。

F1ドイツGPは、日本時間7月26日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

F1ドイツGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了