ピエール・ガスリー、クラッシュでマシン大破…チームに謝罪

RB15のコックピットに座るピエール・ガスリー、F1ドイツGP初日copyright Red Bull Content Pool

F1ドイツGP初日プラクティスに挑んだレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、午後のFP2でクラッシュを喫しマシンを破損。失意のまま15番手タイムでクルマを降りた。車体左半分は大きなダメージを受け、サスペンションやフロアが損傷。その衝撃は10Gに達していた。

搭載していたのが金曜日用エンジンとギアボックスであったため、仮に損傷のために交換を強いられたとしても、日曜のレースで降格が科される事はない。だが、幾つかのパーツを旧スペックに戻すなど、ハンデを抱える可能性は否定できない。

ガスリーがFP2で刻んだ1分15秒089は、全体ベストをマークしたフェラーリのシャルル・ルクレールから1.64秒落ち。チームメイトのマックス・フェルスタッペンに対しても0.956秒遅れたが、エンジンマップの問題のためにソフトタイヤでの予選シミュレーションが出来ていないため、実際のタイム差はこれよりも遥かに小さいと考えられる。

マシン大破…チームに謝罪

ピエール・ガスリーFP2: 15位, FP1: 6位

今日は本当に微妙な一日になってしまった。FP1ではかなり堅実に走り込めていたし、クルマの感触も良かったんだけど、一連のテスト項目をやり終えてFP2に向かったら幾つかトラブルが出てしまった。その結果、柔らかいコンパウンドでのショートランができず、タイムシート後方に沈んでしまった。でもフィーリングは良かった。

残念な事に、セッション終盤にロングランをしていた際、最終コーナー出口でマシンのコントロールを失ってしまいバリアに激突してしまった。積んでいたのが金曜日用のエンジンとギアボックスだったのは運が良かったけど、ガレージのみんなには本当に申し訳なく思ってるし謝りたい。今夜長い時間をかけて修復に取り組まなきゃならないからね。

明日はコンディションが大きく変わりそうだから、今日のセッションで行ったテスト内容を分析して、得られた知見をもとに上手く対応しなきゃならない。


初日をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール。2番手にはセバスチャン・ベッテルが続きフェラーリが1-2体制を築いた。3番手には0.146秒遅れでメルセデスのルイス・ハミルトンが続いた。

2019年F1ドイツグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月27日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってホッケンハイムリンクで開催される。

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