フェルスタッペン、謎の挙動変化に見舞われるも4番手「表彰台に上がるには若干運が必要」F1フランスGP《予選》
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22日のF1フランスGP公式予選を4番手で終えたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、フェラーリを打ち破って表彰台に上がるためには「少しばかり運が必要」と述べ、真っ向勝負でポジションを上げることは難しいとの見方を示した。
ミディアムタイヤを履いてQ3へと進出したフェルスタッペンは、後方マクラーレンのランド・ノリスに0.009秒差の1分29秒409をマーク。最終ラウンドでのミッドフィールド勢との僅差の争いを制した。クリスチャン・ホーナー代表は「マックスはマシンの潜在能力を全て引き出したと思う。今日の彼の仕事は本当に見事だった」と褒め称えた。
初日を終えた段階でフェルスタッペンは「フェラーリとは互角の勝負が出来るはず」と語っていたが、3番手を獲得したシャルル・ルクレールとのギャップは0.444秒と大きく開いた。その理由についてフェルスタッペンは、最終アタックの第3セクターで、クルマが突然不自然な挙動をみせたためだと説明した。
表彰台に上がるには若干運が必要
マックス・フェルスタッペン予選: 5位, FP3: 4位
クルマに手を加えた事で、予選でプラクティスの時よりも良い状態に持ち込む事が出来たよ。Q3ではもっとフェラーリとの差を縮められたはずだけど、最後のアタックの際にクリーンなラップを得られなかった。ラップ終盤のいくつかのコーナーで突然クルマの挙動が乱れたんだ。原因を調べる必要があるけど、それがなければフェラーリにもっと近づけたと思う。
今のところマクラーレンが僅差で迫ってきてるけど、0.3秒から0.4秒位は僕らの方が速い。とにかく、今日はこれ以上の結果は難しかったと思う。それでも、ミディアムタイヤで2列目からレースをスタートできるのは良い事さ。
とは言え、ここは僕らが得意とするコースレイアウトじゃないし、表彰台に上がるためには運が必要だろうね。決勝ではタイヤマネジメントが鍵を握る事になると思う。メルセデスと戦えるかはどうかは疑問だけど、フェラーリとはやり合えるかもしれない。出来る限りの事をやって、どこまで前に進めるか頑張ってみるよ。
ポールポジションはメルセデスのルイス・ハミルトン。2番手にバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスがフロントローを独占した。2列目3番手はフェラーリのシャルル・ルクレール、4番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続く。
2019年F1第8戦フランスグランプリ決勝レースは、日本時間23日(日)22時10分から行われ、1周5842mのポール・リカール・サーキットを53周する事で勝敗を決する。