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いよいよ今週末に開幕を控えたフォーミュラ1世界選手権。第1戦となるのはオーストラリアはアルバート・パーク・サーキット。今回は、知っていればちょっと得するオーストラリアGPにまつわる5つの数を紹介しよう。
《2年》勝者はいずれもワールドチャンピオン
過去2年のオーストラリアGPの優勝者はいずれもワールドチャンピオンとなっている。2015年にはメルセデスのルイス・ハミルトンが、そして2016年には同じくメルセデスのニコ・ロズベルグがアルバート・パークを制している。シーズン始めのレースで最も大切なことは「勢いをつけること」とハースのケビン・マグヌッセンが言うように、開幕戦で勢いにのることはとても重要だ。事実、ニコ・ロズベルグは開幕戦から4連勝を達成して世界タイトルを獲得している。
《37歳》メルセデス以外の優勝者キミ・ライコネン
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パワーユニット時代が始まった2014年以降、メルセデス以外のチームがオーストラリアで勝利したことはない。メルセデス以外のチームが最後に勝ったのは、2013年のロータス時代のキミ・ライコネンだ。そのライコネンは、今季最年長の37歳。ベテランの意地で是非ともメルセデスと良い勝負を繰り広げてもらいたい。
ちなみにライコネンは2001年のオーストラリアGPでF1にデビューしたが、同じく2001年オーストラリアGPでデビューしたがマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソである。
《18歳》最年少ドライバー
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現レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2015年のオーストラリアGPで史上最年少F1デビューを果たした。17歳165日でのF1初出走であった。時は流れフェルスタッペンも19歳。時の流れは実に早い。ということで、今季の最年少ドライバーはフェルスタッペンではなく、ウィリアムズのルーキーであるランス・ストロールで18歳。
《381m》1コーナーまでの距離
ドライバー支援装置禁止の一環として、今季からクラッチ操作の電子制御が制限された。いわゆるドライバーエイドに絡んだ規制だ。そのため、今季はスタートで失速するドライバーが増えることが予想されている。アルバート・パーク・サーキットのポール・ポジションラインから1コーナーまでの距離は381m。すごく長いというわけではないが、スタートを失敗すれば大きく順位が後退してしまう可能性がかなり高い。
《22回》アルバート・パークでのオーストラリアGP
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昨年の王者ニコ・ロズベルグの父ケケ・ロズベルグが優勝した1985年オーストラリアGPが同国初のF1開催であった。当時はアデレード市街地コースでレースが行われており、現在のアルバート・パーク・サーキットへと変更されたのは1996年であった。今年アルバート・パーク・サーキットは22回目のグランプリ開催を迎える。