フェラーリ、F1参戦1000戦目を記念する特別カラーのSF1000を発表…スーツもレトロなワインレッドに
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スクーデリア・フェラーリは、F1参戦1000回目の記念的グランプリとなるムジェロ・サーキットで開催される2020年F1第9戦トスカーナGPに先立って、レトロなワインレッドが印象的なスペシャルカラーのSF1000を発表した。
エンツォ・フェラーリによって創設されたイタリアの伝説的F1チームは、1950年5月21日に開催のモナコGPで初めてF1に参戦。数々のタイトルを獲得すると共にF1を代表するチームとしての立場を確立した。跳馬はF1の全シーズンに参戦した唯一のコンストラクターである。
現行カラーと比較して彩度の低いワインレッドカラーは、F1初出走のモナコGPに投入された「125 F1」と、”フェラーリ”の名前で最初に生産されたスポーツカー「125 S」の赤を忠実に再現したもので、シャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルもまた、この歴史的なマイルストーンを達成する週末のために、特別カラーのレーススーツを着用してステアリングを握る。
エンツォの実子であり、スクーデリア・フェラーリの副会長を務めるピエロ・フェラーリは「スクーデリア・フェラーリにとっての1000回目のグランプリは非常に重要なマイルストーンだ。そのため、このイベントのためにマシンにユニークなカラーリングを施すことにした」と説明する。
「シャルルとセバスチャンのマシンに掲載されるカーナンバーの外観もまた、過去の伝統を反映してハンドペイント風のものとした。ドライバーのレーススーツもマシンの色に合わせた」
「これは我々の原点へのオマージュだ。競争への飽くなき欲望によって特徴づけられたフェラーリの素晴らしい物語の原点へのオマージュだ」
ムジェロ・サーキットは1周5,245m、全15コーナーから構成されるストップ・アンド・ゴー型のサーキットで、超高速バトルが期待されている。グランプリ初開催となるため、誰もが手探りで週末に挑むことになる。事前の準備・シミュレーションの精度、現場での瞬発的な対応力が問われる。F1トスカーナGPは、日本時間9月11日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。