狙うは戴冠のみ…フェラーリF1、逆襲の「SF-23」初公開!即座にシェイクダウン
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打倒レッドブル・レーシングの号令の下、スクーデリア・フェラーリが2023年のFIA-F1世界選手権に向けて開発を進めている新車「SF-23」が遂にアンベイルされた。
紅き伝説のF1チームはバレンタインデー当日の2月14日、本拠マラネロでローンチイベントを行い、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツの愛機を世界初公開した。現地には熱狂的なティフォシが駆けつけた。
スクーデリアは昨年、競争力溢れるマシンを生み出しながらもミスや信頼性不足、シーズンを通した車体開発で遅れを取り、レッドブル及びマックス・フェルスタッペンに敗れ去った。
チームを率いていたマッティア・ビノットは代表の座を退き、後任としてアルファロメオからフレデリック・バスールを引き抜いた。
SF-23には2008年以来となる世界タイトル獲得の期待が寄せられる。バスールは2023年シーズンの目標について「タイトル以外にあり得ない」と述べ、前任ビノットとは対照的に野心をのぞかせる。
リザーブ・ドライバーには元アルファロメオF1ドライバーのアントニオ・ジョヴィナッツィとロバート・シュワルツマンを起用。レギュラー・ドライバーに不測の事態が生じた場合、代役を務める。
フェラーリは発表直後、フィオラノ・サーキットで早くもシェイクダウンを実施した。コイントスの結果、ルクレールが新車のステアリングを握った。
フィルミングデーではなくデモ走行枠を利用したシェイクダウンであったため、走行距離は100kmではなく15kmに制限された。