フェラーリF1、2021年シーズンに向け”勝利への決意を示す”べくシャシー部門改革を断行…責任者にエンリコ・カルディーレを任命
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スクーデリア・フェラーリは25日(木)、2021年シーズンのFIA-F1世界選手権開幕に向けて、シャシー部門を4つの部署に再編成すると共に、そのトップにエンリコ・カルディーレを任命した。
シャシー部門は文字通り、スクーデリアのF1マシンのパフォーマンスに重要な役割を果たす部署で、カルディーレはチーム代表を務めるマッティア・ビノット直属の部下として車体開発の責任を負う。
最大限のパフォーマンスを追求すべく、従来よりも効果的な組織体制の構築を目標に、シャシー部門は以下の4つの主要部門に再編され、各々に責任者が充てがわれた。
- 車体コンセプト(ダヴィッド・サンチェス)
- シャシー・パフォーマンス・エンジニアリング(エンリコ・カルディーレ)
- シャシー・プロジェクト・エンジニアリング(ファビオ・モンテッキ)
- 車体オペレーション(ディエゴ・ロベルノ)
これらの変更の一環として、レーストラック・エンジニアリングの活動は、カルディーレ率いるシャシー・パフォーマンス・エンジニアリング部門に統合された。
このシャシー部門は、今季よりハースF1チームに出向となったシモーネ・レスタが責任者を務めていた部署だ。
問題は一体だれがテクニカル・ディレクターの役割を担うかだが、マッティア・ビノット代表は昨年末、同職を設ける予定はないと明言している。
なおその他の部署については、パワーユニット部門はエンリコ・グアルティアが、レーシング部門はローラン・メキーズが、そしてサプライチェーン部門はジャンマリア・フルゲンツィがそれぞれトップを務める。
同じ日、フェラーリのジョン・エルカン社長兼CEOはマラネッロのチームを訪問し”今シーズンの最優先事項は、コミットメントと献身的な仕事を通じて勝利への意志を示すことだ。我々はあらゆる細部に注意を払わねばならない」と述べチームを鼓舞した。
フェラーリの2021年型F1マシン「SF21」は2月26日(金)のチーム体制発表を経て、3月10日(水)に正式発表される。