F1カタールGP予選「不規則な走り」でサインツとフェルスタッペンを召喚
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2023年10月6日(金)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われたF1カタールGP予選を経て、カルロス・サインツ(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がスチュワードに召喚された。
2人はQ2のアウトラップ中に接近した。後続のフェルスタッペンがフェラーリを交わそうとしたところ、サインツはレーシングライン上でクルマを左右に振った。接触しかけたフェルスタッペンは回避のためにコース外に2輪を落とした。
トロ・ロッソ時代のチームメイトの動きに対してフェルスタッペンは無線を通して「何なんだよ。今の見た? ディフェンスしてきてい危うくクラッシュするところだった!」と不満をあらわにした。
幸いにもこのインシデントによってフェルスタッペンのリザルトが損なわれる事はなく、2番手でQ3に進出すると、後続に大差をつけてポールポジションを獲得した。一方のサインツはセルジオ・ペレス(レッドブル)共々、まさかのQ2敗退を喫する結果に終わった。
1985年のインディ500ウィナー、ダニー・サリバンを含む4名の競技審判団は、サインツによる「不規則なドライビング」を受け、FIA国際競技規定違反の疑いがあるとして2人を召喚した。現地22時より聴聞会が行われる。