F1日本GP:全20台が遂に上限4基目エンジン、最終7戦を残して

鈴鹿サーキットの最終セクションを駆け抜けるエステバン・オコンのアルピーヌA523のリア、2023年9月22日F1日本GPCourtesy Of Alpine Racing

今週末のF1第17戦日本GPを含めてシーズン7戦を残した段階で遂に、全20台のマシンのICE(内燃エンジン)が年間割当上限の4基目に到達した。

パワーセンシティビティが高い鈴鹿での週末を前にしては既に、レッドブル勢を含む6台がフレッシュなエンジンを開封していたが、2日目を前にエステバン・オコンがこれに続いた。

アルピーヌは31号車A523に今季4基目となるICEとMGU-Kに加えて6基目のエキゾースト・システムを搭載した。エキゾーストを除き、これ以上新しいコンポーネントを投入すればグリッド降格ペナルティが科される。

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
レッドブル・ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 4 4 4 4 2 2 5
S.ペレスPER 4 4 4 4 3 3 5
フェラーリ C.ルクレールLEC 4 4 4 4 3 4 6
C.サインツSAI 4 4 4 4 2 2 5
メルセデス G.ラッセルRUS 4 4 4 4 2 2 4
L.ハミルトンHAM 4 4 4 4 2 2 5
アルピーヌ・ルノー E.オコンOCN 4 4 4 4 2 2 6
P.ガスリーGAS 4 4 4 4 2 2 6
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 4 4 4 4 2 2 5
L.ノリスNOR 4 3 3 3 2 2 6
アルファロメオ・フェラーリ V.ボッタスBOT 4 4 4 4 2 2 6
周冠宇ZHO 5 5 5 4 2 3 6
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 4 4 4 4 2 2 4
F.アロンソALO 4 4 4 4 2 2 4
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 5 5 5 3 3 3 6
N.ヒュルケンベルグHUL 5 5 5 5 2 3 6
アルファタウリ・ホンダRBPT L.ローソンLAW 4 4 4 4 3 3 5
角田裕毅TSU 4 4 4 4 2 2 5
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 4 4 4 4 2 2 5
L.サージャントSAR 4 4 4 4 2 2 4

年間22戦で計4基のエンジンが許可されているという事は、単純計算で1基あたり5.5レースを消化する必要がある。

各チームは今後、ストックしてある開封済みのコンポーネントを使い分けながら残りの7レースを戦う事になるが、これまで以上に予選結果とスターティンググリッドが乖離するのは必至だ。

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