F1フランスGP:角田裕毅、グリッドつけず…ピットレーンスタート
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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は20日に行われるF1第7戦フランスGP決勝レースをグリッド最後尾ではなく、ピットレーンからスタートする。
角田裕毅は19日のグリッド争いで今シーズン3度目となる予選クラッシュを喫し、車体リア側を破損。一度もタイム計測をする事なくセッションを終えた。
チームからの要請に応じてスチュワードは角田裕毅の決勝出走許可を出し、最後尾20番グリッドからのスタートとなる見通しであったが、ギアボックス交換とパルクフェルメ違反があった。
チームは予選を終えた土曜17時20分、ギアボックス交換の申請を行い、FIAテクニカルデレゲートの承認を得て新品に交換した。6戦連続使用義務を満たしていない事から5グリッド降格の対象となるもので、テクニカルデリゲートがこの問題をスチュワードに委ねた。
ただ実際にはペナルティを科せられるまでもなくピットレーンスタートとなる見通しだ。
チームはマシンの修復に際してフロアを交換したが、これは予選時に使用していたものとは異なるスペックで、同時にサスペンションのセットアップ構成を変更した事からパルクフェルメ違反となった。
F1では予選から決勝までの間におけるクルマの変更を禁止しており、パルクフェルメ下で変更が行われた場合、問答無用でピットレーンスタートが義務付けられる。