F1オーストリアGP:11名審議でリザルト変動、接触事故のキミ・ライコネン含む計3名にペナルティ
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F1オーストリアGPのスチュワードは決勝レース後の11名を対象とした審議を終えて、接触事故を引き起こしたキミ・ライコネン(アルファロメオ)を含む3名にペナルティを科す裁定を下した。
ライコネンはファイナルラップでフェラーリ時代のチームメイト、セバスチャン・ベッテルに対してターン5のアウト側から仕掛けた際に接触。AMR21とC41はグラベルに飲み込まれ、即時の十分な減速を促すダブルイエローが振られた。
当事者とチーム代表者の聴取、そして映像証拠の確認を経てスチュワードはライコネンに非があるとして、ドライブスルー・ペナルティと2点のペナルティポイントを科す裁定を下した。レース後であるためドライブスルーは20秒加算とされ、罰則ポイントは6点に達した。
またこの際に振られたダブルイエローを無視した疑いがあるとして計8名が審議となっていた件については、5位~9位の入賞圏内でフィニッシュした全員、つまりカルロス・サインツ、セルジオ・ペレス、ダニエル・リカルド、シャルル・ルクレール、ピエール・ガスリーに加えて14位のアントニオ・ジョビナッツィがお咎めなしとされた一方、ニコラス・ラティフィとニキータ・マゼピンには10秒のストップ・アンド・ゴー・ペナルティと3点のペナルティポイントが科された。
既にレースが終了している事から両者にはそれぞれレースタイムに30秒が加算され、過去12ヶ月間におけるマゼピンの累積ポイントは5点、ラティフィの累積ポイントは6点に達した。12点で1レースの出場停止が下される。
なおジョージ・ラッセルのターン4でのブレーキングに関してもお咎めなしの裁定が下った。
この結果、ライコネンは20秒加算を喰らいながらも、1.5秒前でフィニッシュしたラティフィが30秒加算となったため降格する事はなく、逆に最終15位に繰り上がった。
2021年オーストリアGP決勝最終リザルト
Pos | No | Driver | Team | Laps | Time | PTS |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | フェルスタッペン | レッドブル | 71 | 1:23:54.543 | 26 |
2 | 77 | ボッタス | メルセデス | 71 | +17.973s | 18 |
3 | 4 | ノリス | マクラーレン | 71 | +20.019s | 15 |
4 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 71 | +46.452s | 12 |
5 | 55 | サインツ | フェラーリ | 71 | +57.144s | 10 |
6 | 11 | ペレス | レッドブル | 71 | +57.915s | 8 |
7 | 3 | リカルド | マクラーレン | 71 | +60.395s | 6 |
8 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 71 | +61.195s | 4 |
9 | 10 | ガスリー | アルファタウリ | 71 | +61.844s | 2 |
10 | 14 | アロンソ | アルピーヌ | 70 | +1lap | 1 |
11 | 63 | ラッセル | ウィリアムズ | 70 | +1lap | 0 |
12 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 70 | +1lap | 0 |
13 | 18 | ストロール | アストンマーチン | 70 | +1lap | 0 |
14 | 99 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 70 | +1lap | 0 |
15 | 7 | ライコネン | アルファロメオ | 70 | +1lap | 0 |
16 | 6 | ラティフィ | ウィリアムズ | 70 | +1lap | 0 |
17 | 5 | ベッテル | アストンマーチン | 69 | DNF | 0 |
18 | 47 | シューマッハ | ハース | 69 | +2laps | 0 |
19 | 9 | マゼピン | ハース | 69 | +2laps | 0 |
NC | 31 | オコン | アルピーヌ | 0 | DNF | 0 |