F1オーストリアSprint:タイヤ戦略考と天気、変動後のスターティング・グリッド

スタート練習に取り組む周冠宇(ザウバー)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、角田裕毅(RBフォーミュラ1)らドライバーたち、2024年6月28日(金) F1オーストリアGP FP1(レッドブル・リンク)Courtesy Of Sauber Motorsport AG

日本時間6月29日(土)19時にスタートを迎える2024年シーズンのF1第11戦オーストリアGPスプリントのスターティング・グリッド、予想されるタイヤ戦略、天気を見ていこう。

スターティンググリッド

パルクフェルメ下でセットアップを変更したため、予選19番手のアレックス・アルボン(ウィリアムズ)はピットレーンからスタートする。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションに着く。2番グリッドにはランド・ノリス(マクラーレン)が並ぶ。

角田裕毅(RBフォーミュラ1)は7列目14番グリッドに着く。隣の13番グリッドに並ぶのはフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)だ。

Pos No Driver Team Qualifying
1 1 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 1(-)
2 4 L.ノリス マクラーレン・メルセデス 2(-)
3 81 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス 3(-)
4 63 G.ラッセル メルセデス 4(-)
5 55 C.サインツ フェラーリ 5(-)
6 44 L.ハミルトン メルセデス 6(-)
7 11 S.ペレス レッドブル・ホンダRBPT 7(-)
8 31 E.オコン アルピーヌ・ルノー 8(-)
9 10 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー 9(-)
10 16 C.ルクレール フェラーリ 10(-)
11 20 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ 11(-)
12 18 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス 12(-)
13 14 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス 13(-)
14 22 角田裕毅 RB ホンダRBPT 14(-)
15 2 L.サージャント ウィリアムズ・メルセデス 15(-)
16 3 D.リカルド RB ホンダRBPT 16(-)
17 27 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ 17(-)
18 77 V.ボッタス ザウバー・フェラーリ 18(-)
19 24 周冠宇 ザウバー・フェラーリ 20(+1)

レース上位8名にはチャンピオンシップポイント(1位:8点、2位:7点、3位:6点、4位:5点、5位:4点、6位:3点、7位:2点、8位:1点)が与えられるが、ラップリーダーが規定レース距離の50%以上を消化しない場合はノーポイントレースとなる。

レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで完全生配信・生中継される。

想定されるタイヤ戦略と天気

土曜の現地シュピールベルクは1日を通して晴れる予報で、降水確率は0%と、ドライレースが予想される。

ソフトタイヤはミディアムより1周あたりコンマ4秒程度速いが、デグラデーションが高く12周程度しか保たないと考えられるため、スプリントではミディアムが選択される可能性が高い。

ピレリのチーフエンジニアを務めるシモーネ・ベッラは「明日は路面温度が40°C以上になると予想されており、全てのドライバーにとってミディアムが好ましい選択肢になるだろう」と語った。

スプリント予選とは異なり、スプリントではコンパウンドに制限はなく、各ドライバーは自由にタイヤを選択できる。また決勝とは異なり2種類のコンパウンドを使用する義務もない。つまりピットインは不要だ。

F1オーストリアGP特集

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