元メルセデスJr.のポール・アーロン、2025年アルピーヌF1リザーブドライバーに就任
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ハイテック・パルスエイトからFIA-F2選手権に参戦するポール・アーロン(Paul Aron)が、アルピーヌF1チームの2025年リザーブドライバーに就任することが、2024年11月30日に発表された。
20歳のエストニア人ドライバーは、イタリアF4選手権に参戦していた2019年7月にメルセデスの若手育成プログラムに加わり、FIA-F3選手権ランキング3位を獲得した2023年シーズン末にプログラムを離脱した。
今夏にアルピーヌF1チームのチーム代表に就任したオリバー・オークスは、2015年にハイテックを設立した人物であり、アーロンは今年、ハイテックからF2に参戦し、シーズン2戦を残してランキング4位につけている。
現リザーブドライバーのジャック・ドゥーハンが2025年にレースドライバーへ昇格し、ピエール・ガスリーとコンビを組むことが決定しているため、後任が注目されていた。
アーロンの起用について、アルピーヌF1のエグゼクティブ・アドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは「F1では現在、世代交代が進んでおり、多くの若手ドライバーがF1に参戦して活躍している。ポールは最も優れた才能の持ち主の一人だ。彼をF1ドライバーに育て上げることを楽しみにしている」と語った。
自身の選出についてアーロンは、「フラビオとオリバーがチャンスを与えてくれたことに本当に感謝している。2025年とリザーブドライバーとしての仕事に向けた準備を進める前に、まずは今年の残りのチャンピオンシップに集中する。タイトルを争うために全力を尽くすつもりだ」と語った。