エステバン・オコン、2024年末を以てアルピーヌF1を退団…来季計画を「間もなく」発表

予選を経てインタビューに応えるエステバン・オコン(アルピーヌ)、2023年11月18日F1ラスベガスGPcopyright FORMULA 1

アルピーヌF1チームはF1第9戦カナダGPを週末に控えた欧州現地6月3日(月)、双方合意の上、現行契約が満了する2024年シーズン末を以てエステバン・オコンがチームを去ると発表した。

27歳のフランス人ドライバーは前戦モナコGPの1周目に僚友ピエール・ガスリーと衝突。チーム代表を務めるブルーノ・ファミンの怒りを買った。

モンテカルロでの一件が今回の決定にどのような影響を与えたのかは明らかではないが、オコンはハース、ウィリアムズ、またはカルロス・サインツ(フェラーリ)がオファーを拒絶した場合のザウバーの候補と目されている。

ルノー時代を含め、英国エンストンのチームで過ごした過去5シーズンについてオコンは「僕の人生にとって重要な期間」であったとして、「僕らは共に素晴らしい瞬間を経験してきた。困難な時もあったけど、チームの皆に感謝している」と語った。

また、2025年の計画を「間もなく」発表するとした上で、「それまでは、このチームのためにコース上で成果を上げることに全力を尽くし、シーズンの残りを成功させたいと思っている」と続けた。

オコンについてファミンは「過去5年間に渡るエステバンの貢献に感謝したい」と述べ、最も思い出深い出来事として、オコンが優勝を果たした2021年のハンガリーGPを挙げた。

メルセデスジュニアとしてキャリアを歩んできたオコンは、2016年にマノーからF1デビューを果たし、翌年にフォース・インディアに移籍。ルノーを経て2020年にエンストンのチームと契約を結んだ。

アルピーヌは、オコンと同じく今季末限りで契約が切れるピエール・ガスリーとの契約更新を最優先事項に来季ドライバーラインナップに取り組んでいるものと考えられる。ラインナップの刷新は殆どの場合、最善の手とはならない。

オコンの後任にはリザーブ・ドライバーのジャック・ドゥーハンや、アルピーヌのWECプログラムの一員であるミック・シューマッハ、バルテリ・ボッタス(ザウバー)の名が取り沙汰されている。

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