F1トスカーナGP:ムジェロ・サーキットのDRS区間、最大のオーバーテイクポイントはターン1

ムジェロ・サーキットのホームストレートを駆け抜けるレプソル・ホンダのマルク・マルケス、2019年MotoGPムジェロcopyright Red Bull Content Pool

9月11日~13日にF1初開催を迎えるムジェロ・サーキットのDRSゾーンは1箇所のみで、1,141mのホームストレートに設置される。サン・ドナート(ターン1)が唯一にして最大のオーバーテイクポイントとなりそうだ。

意図的にリアウイングを寝かせてドラッグを抑える事でオーバーテイクチャンスの向上を図るDRS。そんなDRSが使える区間はコースの一部に限定されており、DRSゾーンは大抵、ホーム及びバックストレートなど複数箇所に設けられるが、ムジェロはロングストレートが1本しかなく、DRSの作動が認められるのは1箇所のみとなった。

国際自動車連盟(FIA)の発表によると、DRSの使用可否が決定される検知ポイントはターン15の開始地点に設置され、DRSのアクティベーションポイントはターン15の290m先(セーフティーカーライン1の175m先)の地点に設けられる。よって、DRSが使用可能な区間はホームストレートの4分の3ほどの長さとなる。

DRSゾーンの終端には、ムジェロ・サーキットの中で最も遅いコーナー、サン・ドナート(ターン1)が控える。ここでは概ね時速120km程度が予想される。

マックス・フェルスタッペンやアレックス・アルボンらレッドブル・ホンダのドライバーを筆頭に、ムジェロでのオーバーテイクは困難との意見が多く、サン・ドナートは唯一にして最大のオーバーテイクポイントとなる事が予想される。

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