シモーナ・デ・シルベストロ、新チーム「パレッタ・オートスポーツ」から2021年インディ500に参戦
Published: Updated:
5度のインディ500出走経験を持つシモーナ・デ・シルベストロが、女性を中心として結成された新チーム「パレッタ・オートスポーツ(Paretta Autosport)」から2021年のインディアナポリス500マイルレースに参戦する事が発表された。
同チームは、インディカーとインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)が多様性や機会均等を推し進めるべく昨年7月に立ち上げた「Race for Equality & Change」の一環として結成されたもので、エンジンはシボレーを搭載。チーム・ペンスキーの技術支援を受けて、5月30日(日)に予定されている第105回インディ500に向けて準備を進めていく。
パレッタ・オートスポーツは女性経営者として自動車・モータースポーツ業界で長年に渡って活躍してきたベス・パレッタをチームオーナーとして、物流やマーケティング、広報や運営など、チーム内における各部門の管理職に女性を起用していく方針だ。
スイス出身の32歳シモーナ・デ・シルベストロは、2010年にHVMレーシングからインディカー・シリーズに初参戦。この年のインディ500では、予選22番手から14位フィニッシュを果たしてルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
2014年には開発ドライバーとしてザウバーF1チームと契約。伊フィオラノ・サーキットでプライベートテストを行い初めてF1マシンをドライブした。その後はフォーミュラE、IMSAスポーツカー選手権、V8スーパーカー等を経て、2020年にポルシェのファクトリードライバーに就任。そして今年、カーナンバー「16」を引っさげて6年ぶりにインディ500に復帰する。