ホンダF1、事故で1台を失うもトリプルポイント獲得に期待 / F1中国GP《予選》
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F1第3戦中国GP公式予選に挑んだホンダエンジン勢は、トロ・ロッソのアレックス・アルボンがFP3でのクラッシュの影響によって出走できない事態に見舞われたが、レッドブル・レーシングの2台が3列目を確保。ダニール・クビアトもポイント獲得の特等席11番グリッドを獲得し、決勝に向けて期待が持てる走りを披露した。
5番手フェルスタッペンに関しては潜在的に3位の可能性もあったものの、最終アタックの際にフェラーリのセバスチャン・ベッテルに準備ラップを妨害されてしまう格好となり、1アタックのみとなってしまった。クリスチャン・ホーナー代表は「本来なら2列目だった」との考えを示している。
- 5位:フェルスタッペン
- 6位:ガスリー
- 11位:クビアト
ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが、13日の予選セッションを振り返った。
ホンダF1:中国GP予選を終えて
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
今日の予選では、アストンマーチン・レッドブル・レーシングの2台がQ3に進出し、フェルスタッペン選手が5番グリッド、ガスリー選手が6番グリッドを獲得しました。明日の決勝で、二人が良いレースを見せてくれる事を楽しみにしています。
レッドブル・トロロッソ・ホンダのクビアト選手は、0.022秒という僅差でQ3進出を逃してしまいましたが、スタート時のタイヤを選べる11番グリッドにつけたため、明日のレースではポイント獲得を期待しています。
アルボン選手はFP3のクラッシュによって予選へ参加できず、明日はピットレーンからのスタートとなりますが、怪我がなかったことは幸いでした。ここ上海インターナショナル・サーキットはオーバーテイクのチャンスも多いですし、プラクティスを見てもマシンの仕上がりは良く速さもありますので、レースでは力強い走りを見せてくれると信じています。
なお、クラッシュ時に搭載していたパワーユニットについては、すぐにHRD-Sakuraへと送り、各コンポーネントのダメージ状態の確認を行う予定です。
1000回目の記念的グランプリでポールポジションを獲得したのはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。チームメイトのルイス・ハミルトンが2番手に続き、シルバーアローが最前列を占拠した。
2019年F1第3戦中国グランプリ決勝レースは、日本時間4月14日(日)15時10分から行われ、1周5.451kmのサーキットを56周する事で勝敗を決する。