シャルル・ルクレール、フェラーリとのF1契約を複数年延長「2024年シーズン後」の残留が決定
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F1世界選手権に参戦するスクーデリア・フェラーリは2024年1月25日(木)、シャルル・ルクレールとの契約延長を発表した。これにより26歳のモナコ人ドライバーは「2024年シーズン後」もマラネッロのチームでドライブする事になる。
ルクレールとフェラーリとの関係はフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)加入の2016年にまで遡る。2018年にカスタマーチームのザウバーでデビューすると、2019年にフェラーリに移籍した。
現行契約は今シーズン末まで残っているが、両者は2024年シーズンの開幕を前に契約延長に合意した。契約年数は明らかにされていないが、ルクレールはチームとの契約を「今後数シーズン」延長したとしているため、少なくとも2026年まで残留することは確かだ。
イタリア国内メディアは昨年12月、2029年末までの長期契約延長に合意と報じたが、公式発表では「2024年シーズン後」とされているのみだ。
「このチームでレースをすることは僕が3歳の時からの夢だった。2016年にアカデミーに加わって以来、このチームは僕にとって第二の家族であり続けた」とルクレールは語った。
「5年間に渡って僕らは共に戦い、多くを成し遂げてきたけど、最高の時はこれからだと信じている。さらなる進歩を遂げ、すべてのレースで競争力を発揮したい。今シーズンが始まるのが待ちきれないよ」
「フェラーリでワールドチャンピオンを取ることが僕の夢であることに変わりはない。これからのシーズンで共に素晴らしい時間を過ごしてファンを喜ばせることができると確信している」
ルクレールとの契約延長について、ザウバー時代のボスでもあり、現在フェラーリのチーム代表を務めているフレデリック・バスールは、「シャルルとスクーデリアとの絆は単なるドライバーとチームという関係を超えている」「彼の価値観とチームの価値観はかみ合っている」などとして、「当然」の決断だったと説明した。
「我々は限界に対するルクレールの絶え間ない意欲を知っており、レース中のバトルやオーバーテイクにおける並外れた能力を高く評価している」とバスールは語る。
「我々はシャルルに勝てるクルマを与えるつもりだ。彼の決意と献身は、我々が掲げる目標の達成に向けて違いを生んでくれる。私はそう考えている」
フェラーリ移籍後のルクレールは5シーズンを通して102回のグランプリに参戦。優勝5回、ポールポジション23回、表彰台30回、計1,035ポイントを獲得。グリッドの中で最も高い評価を受けるドライバーの一人だ。