朗報:カルロス・サインツ、虫垂炎手術が無事成功…オーストラリアGPでの復帰目指す
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虫垂炎と診断されたカルロス・サインツの手術が無事成功した。所属先のスクーデリア・フェラーリによると「全て順調」で、現在は入院先の病院で安静にしているという。
3月9日(土)のF1第2戦サウジアラビアGPは欠場する。リザーブ・ドライバーでFIA-F2選手権に参戦中のオリバー・ベアマンが代役を務める。
ベアマンはサインツに代わって参加した8日(金)の3回目のフリー走行で、同じフェラーリSF-24をドライブするシャルル・ルクレールから0.698秒遅れの10番手タイムを記録。印象的な走りを見せた。
18歳のイギリス人ドライバーは土曜の決勝レースで、フェラーリ史上最年少F1デビューを果たす事になる。ベアマンより若くデビューしたドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とランス・ストロール(アストンマーチン)の2名しかいない。
サインツは第3戦オーストラリアGPでの復帰を目指す事になる。アルバート・パーク・サーキットでの最初のセッションは3月22日(金)に行われる。
フェラーリは声明の中で「一刻も早い彼の回復を全力でサポートしていく」と誓った。
昨年はアレックス・アルボンが虫垂炎によりF1第16戦イタリアGPの欠場を強いられた。代役を務めたニック・デ・フリースは9位入賞を果たし、翌年のアルファタウリのF1シートを獲得した。
アルボンの手術は成功したが、非常に稀な事に麻酔合併症による呼吸不全に陥り、再挿管され集中治療室に移される事態となったが、2週間後のシンガポールGPで復帰した。