4戦連続なるか角田裕毅、F1カナダGPでの入賞に熱意…初勝利の地での好走に意気込むリカルド
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ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの角田裕毅とダニエル・リカルドが、2024年FIA-F1世界選手権第9戦カナダGPに先立って抱負を語った。
1967年のモントリオール万博跡地に作られたジル・ビルヌーブ・サーキットは意外にも、角田裕毅がポイントを獲得した前戦の地、モンテカルロ市街地コースと幾つかの類似性がある。
エンジンパワーが要求される点は大きく異なるが、トラクションの高さとブレーキング時のスタビリティ、コーナーでの回頭性が求められる点は同じだ。
モントリオールのコースについてレーシング・ディレクターを務めるアラン・パーメインは「低速コーナーや縁石への対応という点でクルマの柔軟性が求められるだけでなく、素早い方向転換が必要となるため、クルマのセットアップにおいて妥協が必要だ」と語る。
「またロングストレートでは、ここ最近のレースよりも空気抵抗を減らす必要がある。VCARB 01でのポイント獲得記録を更新する事を楽しみにしている」
RBはマイアミ以降の全ての週末でポイントフィニッシュを続けており、カナダを入賞で締め括った場合、4戦連続でポイントを獲得する事になる。
F1カナダGPに向けて
角田裕毅
入賞が何よりの目標
モントリオール自体が大好きなので、カナダGPが楽しみです。レース前に友人と一緒に数日間ここで過ごす予定です。
コースはかなり気に入っているのですが、ここではまだポイントを獲得したことがないので、それが僕にとっての何よりの目標である事は間違いありません。
2週間前はモナコで初のポイントを獲得できたので、まだポイントを取った事のないここでもう一つ、記録を残したいと思っています。
チームは現在、本当に上手く機能していて、良い方向に進んでいるので、今週末も自分たち自身の事に集中して、土曜のQ3進出と日曜のポイント獲得に向けて全力を尽くします。
ダニエル・リカルド
初勝利から10年
モントリオールは僕が大好きな場所なんだ。それにサーキットもね。だから本当に楽しみにしている。
今年は僕がここで初めてF1で勝利を挙げてから10年になる。このサーキットは特別な思い出がある場所なんだ。昨年は出走できなかったから、今回は良い週末を過ごして、またポイントを獲得したいと思っている。
メープルシロップにプーティン(フライドポテトに肉汁をベースとしたグレイビーソースとチーズをかけたカナダ料理)、ここで過ごす時間が楽しみだ!
F1カナダGPは日本時間6月7日(金)26時30分からのフリー走行1で幕を開ける。予選と決勝を含めた全セッションはDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。