トロロッソ、次戦フランスGPでの挽回誓う「真の実力はこんなものではない」
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スクーデリア・トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは10日(日)に開催されたF1カナダGPのリザルトを振り返り、ホンダの新スペックエンジンを搭載したSTR13の真の実力はこんなものではない、と主張した。
ホンダは、ICEの改良を中心に馬力を向上させた新しいアップグレードをモントリオールに投入。しかしながら、予選12番手のブレンドン・ハートレーは1周目にランス・ストロール(Williams)の餌食となりクラッシュでリタイヤ。ピエール・ガスリーはMGU-Hのトラブルによって決勝前にエンジン交換を実施し、グリッド後方からスタート。怒涛の巻き返しを見せたが、一歩及ばず11位でチェッカーフラッグを受けた。
トスト代表は、新PU投入の重要な一戦をノーポイントで終えた事に失意を隠そうとはしなかったが、6月24日(日)に開催される次のフランスGPでは、ポテンシャルをフルに引き出し結果を出すことに自信を持っていると語る。
真の実力はこんなものではない
フランツ・トストチーム代表
どうやら今回のカナダグランプリは我々の週末ではなかったようだ。問題は予選に始まった。ピエールのマシンのパワーユニットを交換することになり、結果としてグリットの後方から決勝をスタートする事になってしまった。今日ピエールは素晴らしいレース運びを見せてくれたが、残念な事にポイントまであと一歩という11位でのフィニッシュとなってしまった。
週末を良い形でスタートさせただけに、ブレンドンにとっては残念なレースとなってしまった。オープニングラップにストロールによって壁と追いやられてしまいリタイアを強いられたのだからね。今日示せた以上に、我々のパッケージにはまだ眠っている力があると考えている。次のフランスGPでは更に良いパフォーマンスをお見せ出来ると思う。私にはその自信がある。
レースはフェラーリのセバスチャン・ベッテルがポール・トゥ・ウインを決めキャリア通算50勝目を上げた。2位はメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス、3位にはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが続き、予選順位そのままの3名が表彰台に上がった。