バルテリ・ボッタス、走りだけでなくキャラも変化?「初戦勝利は髭のおかげ」
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今季より導入されたファステストラップの1点を加えて、開幕オーストラリアGPで計26ポイントの大量得点を掴み取ったメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。昨年と比べて大きく改善した理由は「新たに蓄えた髭だ」と語り、冗談を飛ばした。
「ヒゲのおかげだろうね。間違いないよ!」とボッタス。無骨なイメージが拭えないフィンランド人は、F1バーレーンGPの木曜記者会見でお茶目な一面を開花させた。
「スタートが鍵だった事は間違いないけど、その後は一切ミスなく走りきり、すべてを完璧にコントロールする事が出来た。過去最高に上手くやれたって思えるのは、素晴らしい心地だよ。この勢いを継続して、また直ぐにこの感触を味わいたいね」
予選2番グリッドからスタートしたボッタスは、スタートシグナルのブラックアウトに完璧に反応。見事なスタートダッシュを決めて、ターン1でポールシッターのルイス・ハミルトンをオーバーテイク。その後は後続に対して大きなギャップを築き、2017年以来となる通算4勝目をマークした。
昨年は”チームプレイヤー”としてハミルトンに勝ちを譲るレースもあり、未勝利に終わったボッタスであったが、僅かなチャンスを逃さず22戦ぶりに表彰台の頂点に上った。レースを振り返ったボッタスは感慨深そうに「最高の気分だ。こんなレースはキャリアの中で初めてだ」と語っていた。
今シーズンはテクニカル・レギュレーションが大きく変更された事もあり、外観だけでなくマシンのフィーリングも変化している。ボッタスにとって今季W10は、昨年のW09よりも自分自身のドライビングスタイルに合っているのだろうか?それとも何か心境の変化があったのだろうか?
「クルマは毎年ちょっとずつ違うから、パッケージから最大限の性能を引き出すために、ドライバーは最終的には、自分自身をクルマに合わせ込まなきゃならないんだ」とボッタス。
「そうは言っても、テストでもメルボルンでも開始時点からあらゆる事がハマっている感じがしたし、今年のクルマに違和感を感じた事は一度もない。確かにまだまだ改善の余地があるけれど、快適にドライブできてる」
「まだシーズンは始まったばかりだし、1レースが終わっただけだけど、去年と比べて僕の考え方が変わったのは間違いない。冬を通して準備を重ねた事で、去年とは物事の感じ方や考え方が変わったんだ。詳しく説明するのはかなり難しいけど、昨年までとは違うって感じてる」