バルテリ・ボッタス、インディカー参戦を視野も2025年F1残留は「ほぼ確実」
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現時点で2025年以降のシートを持ち合わせていないバルテリ・ボッタス(ザウバー)は、インディカー・シリーズへの参戦を視野に入れていると認めながらも、来シーズンは「ほぼ確実」にF1に残留すると語った。
今季はルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍発表から始まり、雪崩を打つように他のシートが次々と埋まっていった。現時点で空いているのはザウバーとRBの各1席だが、後者はダニエル・リカルドかリアム・ローソンが射止める可能性が高い。
アウディのF1プロジェクトを率いるマッティア・ビノットによると、今回のドライバー選択における最も根本的な問題は「若手か経験者か」という点にあるが、ボッタスの発言から察するに、経験重視のアプローチに傾いているようだ。
アゼルバイジャンGPの開幕を翌日に控えたバクーでボッタスは、F1での来季契約を逃した場合に備えて他のカテゴリーへの参戦を検討しているか?との質問に対して「今はそれについてあまり考える必要はないと思う」と語った。
「僕にとっては、どこにいたいか、そしてほぼ確実にどこにいるかはかなり明確だ。それはF1だ」
「仮にF1でないとしても、間違いなくレースをするだろう。僕はレーサーだ。これまでの人生を通してずっとレースをしてきた。レースを辞めることなどできない」
「プランBはインディカーだ。X年後にチャンピオンシップの制覇を目指すけど、今はまだその時じゃない」
現在、自身の将来に関してビノットと「ほぼ毎日」連絡を取り合っているボッタスは、契約延長に関わる交渉が週末への取り組みに少なからず悪影響を及ぼしていると認めた。
「このスポーツでは考えなければならないことがたくさんある。レースウィークエンド自体、精神的にも肉体的にもかなりの負担だ。それに契約のこともある。余計にストレスになっているとも言える」とボッタスは語った。
「でも状況は進展している。今もほぼ毎日マッティアと連絡を取り合っていて、各々が何を望んでいるかを把握しようとしている」
「でも僕はいつだって前向きだし、今は契約よりもウィークエンドに集中する時だ」
ザウバーは既に、ニコ・ヒュルケンベルグとの契約を発表済みだ。もしボッタスと周冠宇の双方が来シーズンのシートを失えば、ザウバーは2025年に全く新しいドライバーラインナップとなる。