角田裕毅、悔やまれる9.7秒…入賞逃すも「満足できる走りができた」アルファタウリ首脳陣も高評価
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スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はF1第14戦ベルギーGPの決勝をピットレーンからスタート。12位ランド・ノリス(マクラーレン)に0.4秒差の13位でフィニッシュした。
一時は入賞圏内7位につける好走を披露したものの、作業に手間取ったか、最初のピットストップで9.7秒もの時間を要する大きなロスがあった。
10位入賞を飾ったアレックス・アルボン(ウィリアムズ)との差が3.3秒だった事を思うと実に悔やまれるが、チーム首脳陣はこの日の角田裕毅のパフォーマンスを褒め称えた。
テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは「ユーキは非常に堅実な走りを見せポイント圏内を目指していったものの、アルボンを先頭とする隊列に飲み込まれてしまい入賞は叶わなかった。ユーキは良いレースをしただけに残念だ」と振り返った。
また、チーム代表のフランツ・トストは「ユーキは非常に力強いレースを戦ったと言わざるを得ない。素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。周冠宇の背後で足止めされたものの、最終ラップでこれを交わして13位でフィニッシュした」と評価した。
入賞逃すも「満足できる走りができた」
角田裕毅
決勝: 13位 / 開始: ピットレーン
ピットレーンからのスタートはいつだって楽ではありませんが、今日はペースも戦略も良く、レース中にポジションを上げていく事ができました。
ただ残念な事にピットストップでかなりの時間をロスしてしまい、更にはDRSトレインにも足止めされてしまいました。
とは言え、今日の自分の走りやクルマのフィーリングには満足しています。
今回引き出したこのパフォーマンスを維持していければと思っていますし、次のオランダGPでは週末をクリーンに過ごして、再びポイントを狙えることを願っています。
8月28日(日)にスパ・フランコルシャンで行われた2022年F1第14戦ベルギーGPの決勝レースでは、14番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季9勝目をマーク。2位にチームメイトのセルジオ・ペレス(レッドブル)、3位表彰台にカルロス・サインツ(フェラーリ)が滑り込む結果となった。
ザントフォールト・サーキットを舞台とする次戦オランダGPは、9月2日のフリー走行1で幕を開ける。