殊勲9位入賞ガスリー、エンジン側の努力を評価「ホンダは本当に素晴らしい仕事をした」
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トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは8月26日(日)の第13戦F1ベルギーGP決勝レースで、トップと同一周回での9位フィニッシュを果たし入賞を獲得。前戦ハンガリーGPに続いて、チームにチャンピオンシップポイントをもたらした。
44周に及んだ長き戦いを終えてレース内容を振り返ったガスリーは「ホンダは本当に素晴らしい仕事をした」と語り、日本のエンジンサプライヤーの努力の成果を評価した。
舞台となったスパ・フランコルシャン・サーキットは、エンジン性能がラップタイムに与える影響が大きいコース。ホンダ製パワーユニットはライバルに対して遅れを取っており苦戦が予想されていただけに、苦手コースでの同一周回ポイント獲得はチーム全体の士気を鼓舞する結果となった。
翌週に控えるフェラーリの聖地モンツァもまた、エンジン全開率が70%を超えるカレンダー屈指のパワーサーキット。ホンダエンジンの試練は続く。
ホンダは本当に素晴らしい仕事をした
ピエール・ガスリー決勝: 9位, グリッド: 10番手
今日はポイントを獲得できて本当にうれしいよ!僕らのマシンと相性の悪いコースでのレースだったから難しい週末になると思ってたのに、2ポイント獲得できるなんて凄く前向きなリザルトさ。
正直に言えば、僕のレースはかなり単調だったんだ。10番グリッドからスタートした後、ターン1のイン側からダニエル(リカルド)とキミ(ライコネン)をオーバーテイクして8番手にポジションを上げる事ができた。その後、数周でバルテリ(ボッタス)に追いつかれて抜かれちゃったけど、防ぎようがないのは分かってたから、あまり気にしないで出来る限り攻め続ける事に専念した。
その結果、最終的に9位でフィニッシュできたから本当に満足さ。週末を通してマシンの感触はずっと良かったし、ホンダは本当に素晴らしい仕事をしれくれた。今週末はパッケージの性能を最大限に引き出せたと思う。数日後に控えたモンツァでも同じ様に頑張るよ。
データ的に言えば次のイタリアGPも僕らのマシンが得意とするタイプのサーキットじゃないけど、トロロッソにとっての母国グランプリだし、出来る限り良い成績が残せるようにベストを尽くすつもりだよ。
決勝はオープニングラップで4台が絡む連鎖的なクラッシュ事故が発生。計5台がリタイヤを喫する波乱のレースとなった。優勝はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番グリッドからポールシッターのルイス・ハミルトンを抜き去り今季5勝目。ハミルトンは2位でチェッカーを受けた。3位表彰台にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが滑り込んだ。