15番グリッドのフェルスタッペン、決勝の目標は「最低でも表彰台」怒涛のオーバーテイクショー再現へ
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F1ベルギーGP予選で他を寄せ付けぬ圧倒的ペースを見せつけたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、パワーユニット交換ペナルティにより15番グリッドに後退するものの狙うは「最低でも表彰台」。前戦で見せつけた怒涛のオーバーテイクショーをファンに期待させた。
予選でのパフォーマンスは実にセンセーショナルだった。中古タイヤでQ2を2番手で通過すると、Q3は僅か1回のアタックのみで1分43秒665をマーク。2番手カルロス・サインツ(フェラーリ)に対してコンマ6秒以上の差をつけた。
超過交換に伴う罰則によって決勝のポールポジションはサインツのものとなったが、スパ・フランコルシャンでのレッドブルRB18は異次元の速さを発揮し続けており、決勝に向けたフェルスタッペンの志は驚くほどに高い。
決勝に向けての目標を問われたフェルスタッペンは「マシンのペースを踏まえると、ポジションを上げていって最低でも表彰台に上りたいと思ってる」と答えてみせた。
「アメージングな予選になったけど、今週末はずっとこんな調子だった」
「クルマは本当に上手く機能していて、基本的には微調整するだけだった。結果、予選では全てが上手くいった」
「もちろん、タイヤを使い過ぎないように少し気をつけなきゃならなかったけど、自分のラップには本当に満足しているし最高だよ」
10番手からの逆転優勝を飾った前戦ハンガリーGPを思えば、表彰台はもちろん、優勝すら夢物語ではないように見える。
表彰台獲得に向けての最初の難関はランオフエリアがグラベルへと改修されたラ・ソース(ターン1)だ。
「あそこには入りたくないね。僕らが乗っているのはラリーカーじゃないんだから、何としても避けないと」とフェルスタッペン。
「生き残るためには、もちろん1周目が一番重要だけど、上に上がっていくためにはその後に何台かパスしていかなきゃならない。ハンガリーの時にみたいな感じにね」
「もちろん、今回はあの時よりも後ろのグリッドからのスタートだけど、基本は変わらない」
2022年F1ベルギーGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が最速を刻むも、エンジン交換ペナルティを受ける事から、カルロス・サインツ(フェラーリ)が繰り上がりのポールポジションを獲得した。角田裕毅(アルファタウリ)は19番手。13番グリッドからの巻き返しに臨む。
F1ベルギーGPの決勝レースは日本時間8月28日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周7,004mのスパ・フランコルシャンを44周する事でチャンピオンシップを争う。