至らぬ自分を責める12番手ピエール・ガスリー「今日のダニーは素晴らしい仕事をした」

故アントワーヌ・ユベールを追悼するスペシャルヘルメットを被りピットを歩くアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、2020年F1ベルギーGP予選後copyright Red Bull Content Pool

アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、8月29日(土)のF1ベルギーGP予選でQ2進出を決めたものの、1000分の23秒という僅差で最終ラウンド進出の権利を逃し、12番手でヘルメットを脱いだ。

もう一台の「AT01」のステアリングを握ったダニール・クビアトは、ガスリーを1000分の15秒上回り11番手を獲得した。ガスリーは今季これまでチームメイトに負け知らずの成績を誇ってきたが、第7戦に至って初めて予選で僚友に破れた。

Pos Driver Team Q1 Q2 Q3 Laps
10 ランド・ノリス マクラーレン・ルノー 1:43.514 1:42.722 1:42.657 17
11 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 1:43.267 1:42.730 12
12 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:43.262 1:42.745 12

1日を振り返ったガスリーは、Q2最後のアタックラップの際に最終シケインの立ち上がりでミスを犯した事を認め、「今日のダニーは本当に良い仕事をした」とチームメイトの走りを褒め称えると共に、「僕が至らなかっただけ。自分を責めるしかない」と、望んでいた11番グリッドを逃した事を悔やんだ。

今日のダニーは素晴らしい仕事をした

ピエール・ガスリー予選: 12位, FP3: 11位

Q3に進出した10番手のノリスとの差は100分の4秒しかなかった。最後のシケインの脱出に失敗してしまい、そこでコンマ1秒を失ってしまった。力み過ぎちゃって上手くトラクションが掛けられなかったんだ。

それでもタイヤを事由に選択できるポジションだし、この位置から戦いに臨むよ。

明日は雨が降って欲しいところだね。僕は毎日のように雨が降るノルマンディーの出身なんだ。ミッドフィールドはいつものように非常にタイトな状況だから、全力でプッシュしてポイントを獲得したい。

本当はタイヤ選択の自由がある一番上の11番手が良かったんだけどね! 今日のダニー(クビアト)は本当に良い仕事をした。僕が至らなかっただけだ。自分を責めるしかないね。


ポールポジションはルイス・ハミルトン。2番手にはバルテリ・ボッタスが続きメルセデスがフロントローを独占。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続く結果となった。

2020年 F1ベルギーグランプリ決勝レースは、日本時間8月30日(日)22時10分にスタート。1周7,004mのスパ・フランコルシャンを44周する事でチャンピオンシップを争う。

F1ベルギーGP特集

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