アレックス・アルボン、降格を考慮してロングランを重視
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F1第13戦ベルギーGP初日プラクティスを10番手タイムで締め括ったレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは「エンジン交換による降格を考慮して、ロングランを重視した」と語り、ラップタイムを追求することなく、決勝レースを見据えて初日に臨んだ事を明かした。
アルボンはレースウイーク初、レッドブル・ホンダRB15初ドライブとなった午前のFP1で、マックス・フェルスタッペンに1000分の77秒差に迫る4番手タイムをマーク。チームメイトとは異なり最新型のスペック4エンジンを積んでいたとは言え、パドックの度肝を抜くパフォーマンスを披露した。
続く午後のFP2では、グリッド降格を踏まえて、決勝レースを見据えてのセットアップ作業に注力。ロングランを重ねる事に注力し、10番手タイムでマシンを降りた。
降格を考慮してロングランを重視
アレックス・アルボンFP2: 10位, FP1: 4位
まるで学校の初日のようにワクワクした1日だった。マシンの感触は良かったし、コースオフしなように気をつけながら走行を楽しんだ。良い初日を迎えられたと思う。まだ色んな事を学んでいる途中だから、今日は出来るだけ走り込んで、マシンに慣れるよう努めた。
もちろん、トロロッソとは違うことが多いから、できる限り早く順応出来るように頑張ってるよ。最高に速いマシンを用意してもらっている事は分かっているから、とにかく今は慣れる事が大事だ。
午前中のFP1での感触は本当に良かった。エンジン交換でペナルティを受ける事になってるから、午後はロングランを重視して、ショートランに力を入れずに日曜の決勝でのレースペースに焦点を当てた。
チームの皆が温かく迎えてくれたおかげで、自宅にいるような居心地の良さを感じている。現時点では特に何も期待していないし目標も決めていないけど、まずは新しいチームとマシンでの初戦の決勝で良い仕事がしたいと思ってる。
初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリ。強力なパワーユニットを武器に敵なしの速さを見せた。シャルル・ルクレールがトップタイムを刻み、セバスチャン・ベッテルが2番手に続いた。
2019年F1ベルギーグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間8月31日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってスパ・フランコルシャンで開催される。