フェルスタッペン、開幕3位の好発進決めるも序列に慎重「結果を真に受ける事は出来ない」
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シーズン開幕戦で表彰台獲得の好発進を決めたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだが、メルボルンでのリザルトを額面通りに受け止める事は出来ないとして、チームの序列に関して慎重な姿勢を示している。
オーストラリアGPの舞台となったアルバート・パーク・サーキットは、常設のパーマネントコースではなく公園内に仮設される公道コース。カレンダーの大部分とは特性が異なるサーキットであり、この結果を以て残りのシーズンを予想する事は難しい。
「表彰台という形でシーズンをスタート出来た事は本当にポジティブだけど、メルボルンは一般的なサーキットとは言い難いから、結果を真に受ける事は出来ない」とフェルスタッペン。第2戦バーレーンGPを前に初戦を振り返った。
58周の決勝ではメルセデス勢が1-2を決めて圧勝。有力コンテンダーとみなされていたフェラーリ勢は、セバスチャン・ベッテルが4位、シャルル・ルクレールが5位に終わりレッドブルの後塵を拝する結果となった。
だがフェルスタッペンは、これを以てレッドブルが跳馬よりも高い競争力を秘めていると考えるのは早計だと考えており「中国GPが終わるまでは、勢力図がはっきりする事はないだろうね」と付け加えた。
来週末の第二戦バーレーンGPはヘルマン・ティルケ設計の常設コースだが、レースそのものは日没を挟むトワイライトレースであり、この点において”一般的”とは言えない特徴を有している。とは言え、統計的にはバーレーンの勝者が年間王者に輝く確率は70%を超えており、注目の度合いは高い。
「バーレーンのトラックは走っていて楽しいんだ」とフェルスタッペン。昨年のレースではオープニングラップでルイス・ハミルトンと接触。左リアタイヤをパンクさせてしまい、早々に姿を消した。
「レースは日中から夜間にかけて行われるから、マシンバランスの点でチャレンジングだし、ここでの週末は何時だって面白い」
「プラクティスの時とトラックコンディションが違うから、予選になるまでは自分がどの位置にいるのか全く分からない。ミドルセクターはかなりテクニカルで、このコースの一番のセクションだ。今年は良いレースが出来る事を祈ってるよ」