復活か?跳馬が初日トップを独占、ホンダ勢は最上位が6番手 / F1バーレーンGP《FP2》結果とダイジェスト
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グランプリ初日を迎えたバーレーン・インターナショナル・サーキット。2019年F1第2戦バーレーンGP金曜2回目のフリー走行が現地3月29日に開催され、スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルが1分28秒846を記録。2番手につけたシャルル・ルクレールを1000分の35秒という僅かな差で退け、初日をトップで締め括った。
跳馬はバーレーンでの初日2回のセッションでトップを独占したのみならず、昨年の各セッションのファステストを上回るタイムをマーク。初戦メルボルンではメルセデスの後塵を拝したが、この日は宿敵の2台にコンマ6秒以上の差をつけ、復調の兆しを感じさせた。
ホンダ陣営はレッドブルのマックス・フェルスタッペンが6番手と、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグに5番手の座を許し、ピエール・ガスリーは12番手でマシンを降りた。トロ・ロッソ勢はダニール・クビアトが10番手、アレックス・アルボンが13番手という結果となった。
今回のレッドブル・ホンダは表彰台を狙えないのか? クリスチャン・ホーナー代表は「今夜のタイムはあまりに気にしてないが、赤色のタイヤのウインドウを逃したようだ」とコメント。フェルスタッペンとガスリーもまた、ソフトコンパウンドの使い方に課題があると述べ、熱入れが上手くコントロール出来ていなかった事を明かした。
午前のFP1に引き続き、午後の現地サクヒールも晴れ。陽が落ちてサーキット全体が人工照明で照らされる中、週末2回目のプラクティスは気温24℃、路面31℃のドライコンディションでスタートした。予選・決勝と同一コンディションで走行できる唯一のセッション。各チームはタイムシートよりも、セットアップ作業やデータ収集を重要視してプログラムを消化した。
ヒュルケンベルグがフェルスタッペンを上回った一方で、ダニエル・リカルドはチームメイトから1.2秒遅れの15番手と奮わなかった。ハース勢は2台共がトップ10。ケビン・マグヌッセンが7番手、ロマン・グロージャンが9番手につけた。
マクラーレン勢はランド・ノリスが8番手と印象的なタイムを刻んだものの、終盤にエンジンのミスファイヤが発生。ガレージに戻る事を強いられた。11番手に終わったカルロス・サインツは、前戦でパワーユニット関連のトラブルに見舞われており、週末に先立ってエンジン交換を実施。不安は尽きない。
アルファロメオ勢は2台共がオイルリークに見舞われ、セッションの殆どをガレージで過ごした。キミ・ライコネンに至っては僅か6周しか走れておらず、スイス・ヒンウィルのチームはぶっつけ本番で予選と決勝に挑む事になる。
バーレーン・グランプリ3回目のフリー走行は、日本時間3月30日(土)21時から、公式予選は同24時からバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。予選の時間帯は降水確率60%の予報が出ており、ウェットコンディションでのグリッド争いの可能性がある。
2019年F1第2戦バーレーンGPフリー走行2(FP2)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
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1 | 5 | ベッテル | フェラーリ | 1:28.846 | 32 | |
2 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:28.881 | +0.035 | 32 |
3 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:29.449 | +0.603 | 33 |
4 | 77 | ボッタス | メルセデス | 1:29.557 | +0.711 | 36 |
5 | 27 | ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:29.669 | +0.823 | 32 |
6 | 33 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:29.725 | +0.879 | 34 |
7 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:30.000 | +1.154 | 33 |
8 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:30.017 | +1.171 | 25 |
9 | 8 | グロージャン | ハース | 1:30.068 | +1.222 | 34 |
10 | 26 | クビアト | トロロッソ | 1:30.093 | +1.247 | 36 |
11 | 55 | サインツ | マクラーレン | 1:30.192 | +1.346 | 33 |
12 | 10 | ガスリー | レッドブル | 1:30.429 | +1.583 | 31 |
13 | 23 | アルボン | トロロッソ | 1:30.458 | +1.612 | 36 |
14 | 11 | ペレス | レーシングポイント | 1:30.716 | +1.870 | 32 |
15 | 3 | リカルド | ルノー | 1:30.848 | +2.002 | 30 |
16 | 7 | ライコネン | アルファロメオ | 1:31.088 | +2.242 | 6 |
17 | 18 | ストロール | レーシングポイント | 1:31.129 | +2.283 | 31 |
18 | 99 | ジョヴィナッツィ | アルファロメオ | 1:31.144 | +2.298 | 10 |
19 | 63 | ラッセル | ウィリアムズ | 1:31.904 | +3.058 | 32 |
20 | 88 | クビサ | ウィリアムズ | 1:32.932 | +4.086 | 37 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 24℃ |
路面温度 | 31℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1バーレーンGP |
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セッション種別 | フリー走行2 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | バーレーン・インターナショナル・サーキット |
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設立 | 2004年 |
全長 | 5412m |
コーナー数 | 15 |
周回方向 | 時計回り |