ホンダF1、3台が最速含むトップ10!角田裕毅はランオフ処理に手間取る / F1アゼルバイジャンGP《FP1》結果とダイジェスト
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2019年以来となるF1世界選手権アゼルバイジャンGPが、6月4日に2021シーズンの第6戦として2年ぶりの開幕を迎え、日本時間17時30分からバクー市街地コースで金曜1回目のフリー走行が行われた。
グランプリ一発目のセッションを制したのはポイントリーダーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。1分43秒184のトップタイムを記録して、後続のスクーデリア・フェラーリ勢を抑えた。
2番手には0.043秒差でシャルル・ルクレールが、3番手には0.337秒遅れでカルロス・サインツが続く結果となった。メルセデス勢は7番手にルイス・ハミルトン、10番手にバルテリ・ボッタスと、揃って中団に沈んだ。ただしいずれもトラフィックによる影響を受けている。
金曜午前の現地バクーは晴天に恵まれ、セッションは気温27℃、路面温度48.5℃のドライコンディションでスタートした。公式タイヤサプライヤーのピレリは最も柔らかいレンジのC3からC5までの3種類のコンパウンドを持ち込んだ。
オープニングセッションはロックアップとスピンが多発する展開となり、キミ・ライコネン車のものと思われるデブリ回収のためにバーチャル・セーフティーカーが導入される場面もあったが目立ったアクシデントはなく、チームは60分間を通して精力的に走り込んだ。
C5は2019年の前回大会で供給されなかった事もあり、各車FP1から積極的にこれを履いてデータを取りつつ感触を確かめた。フェラーリとアルピーヌの4台はハードタイヤでも走行を重ねた。
サーキットには細かな修正が多数加えられた。カレンダーの中で最もコース幅が狭いターン8にも改修の手(縁石が削除)が加えられ、通過速度が上昇した。
フェルスタッペンの僚友セルジオ・ペレスは4番手と、珍しく僚友ランド・ノリスを上回るパフォーマンスを発揮したダニエル・リカルド(マクラーレン)を5番手に抑え、幸先の良いスタートを切った。
前戦モナコに続く2戦連続での表彰台を目論むノリスはセッション残り20分、第2セクターまで全体ファステストを刻んでいたものの、2kmの超ロングストレートに入る手前のターン16で派手なスピンを喫した。同じ場所ではニキータ・マゼピン(ハース)も同様にクルマのコントロールを失った。
アルファタウリ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが6番手と堅実なタイムを刻んだ。角田裕毅はチームメイトから1.627秒落ちの14番手でヘルメットを脱いだが、ダニエル・リカルド及びフェルナンド・アロンソと並び、全車最多となる25周のマイレージを重ねた。
バクーのランオフエリアは脱出が難しい事で有名だ。
角田裕毅はターン4へのアプローチでクルマを壁に寄せ過ぎて軽く接触し、コーナーに入る事が出来ずコースを外れた。無線で「どういう訳かバックできないんだけど、どうしたら良い?」と訴え、遅々としてコースに復帰できない状態が続いた。ミック・シューマッハ(ハース)も同じ場所でスタックした。
2021年F1第6戦アゼルバイジャングランプリ2回目のフリー走行は、日本時間6月4日(金)21時から1時間の日程で開催される。
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGPフリー走行1(FP1)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
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1 | 33 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:43.184 | 19 | |
2 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:43.227 | +0.043 | 20 |
3 | 55 | サインツ | フェラーリ | 1:43.521 | +0.337 | 20 |
4 | 11 | ペレス | レッドブル | 1:43.630 | +0.446 | 17 |
5 | 3 | リカルド | マクラーレン | 1:43.732 | +0.548 | 25 |
6 | 10 | ガスリー | アルファタウリ | 1:43.757 | +0.573 | 23 |
7 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:43.893 | +0.709 | 20 |
8 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:43.996 | +0.812 | 20 |
9 | 14 | アロンソ | アルピーヌ | 1:44.777 | +1.593 | 25 |
10 | 77 | ボッタス | メルセデス | 1:44.891 | +1.707 | 20 |
11 | 7 | ライコネン | アルファロメオ | 1:44.943 | +1.759 | 18 |
12 | 99 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:45.092 | +1.908 | 20 |
13 | 18 | ストロール | アストンマーチン | 1:45.234 | +2.050 | 23 |
14 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:45.384 | +2.200 | 25 |
15 | 5 | ベッテル | アストンマーチン | 1:45.415 | +2.231 | 24 |
16 | 31 | オコン | アルピーヌ | 1:45.446 | +2.262 | 23 |
17 | 63 | ラッセル | ウィリアムズ | 1:45.452 | +2.268 | 24 |
18 | 6 | ラティフィ | ウィリアムズ | 1:45.774 | +2.590 | 22 |
19 | 47 | シューマッハ | ハース | 1:46.899 | +3.715 | 20 |
20 | 9 | マゼピン | ハース | 1:46.945 | +3.761 | 18 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 27℃ |
路面温度 | 48.5℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1アゼルバイジャンGP |
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セッション種別 | フリー走行1 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | バクー市街地コース |
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設立 | 2016年 |
全長 | 6003m |
コーナー数 | 20 |
周回方向 | 時計回り |