メルセデス、初日を遅れを挽回しフロントロー「フェラーリの連中に一泡吹かせてやる」
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4月28日(土)のF1第4戦アゼルバイジャンGP公式予選に挑んだメルセデスAMG勢は、ルイス・ハミルトンが2番手、バルテリ・ボッタスが3番手と、初日金曜の遅れを挽回してみせた。二人は29日の決勝をスーパーソフトタイヤでスタートする。
ポールポジションのセバスチャン・ベッテル(Ferrari)から5番手マックス・フェルスタッペン(Red Bull)までのギャップはコンマ5秒と、上位5台が今季最も接近した予選セッションとなった。チーム代表のトト・ウォルフは、メルセデス、フェラーリ、レッドブルのどのチームが優勝してもおかしくないと主張、大混戦を予想している。
アゼルバイジャンGP予選を終えて
ルイス・ハミルトン予選: 2位, FP3: 2位
今日の僕らにはフェラーリを倒せるほどの十分な速さはなかった。でも、すごい接戦になったね。2番手で満足するアスリートなんていやしないけど、エキサイティングな予選を終えてフロントローにカムバック出来たのは良いことさ。
厄介な一日になってしまった金曜の後に、チームが徹夜で素晴らしい作業をしてくれたおかげで一歩前進する事ができた。ロングランではセクター2でタイムをロスしているし、フェラーリの2台はとても速い。依然として改善しなきゃならない差はあるけど、直接戦える位置につけたのは素晴らしいよ。
ポジションの改善のために懸命に作業にあたってきたから、明日は最大限のリザルトが得られるように頑張らなきゃね。フェラーリの連中に一泡吹かせてやるさ。きっと今回も面白いレースになる。
バルデリ・ボッタス予選: 3位, FP3: 5位
3番手という結果はポジティブとは言えないけど、昨日の事を思えば悪くない結果だと思う。セットアップの点でチームのみんなが素晴らしい仕事をしてくれたおかげだよ。昨日とは打って変わってマシンを十分に信頼できたし、最前列の戦いを演じることができた。
他のドライバーもそうだと思うけど、1度として完璧なラップをまとめ上げられなかった。何しろバクーのコースはとても難しいからね。決勝を考えれば僕らはチームとして良い位置にいると思う。2台並んでのスタートはチャンスだし、戦略の幅も広い。
周囲にはビルが建ち並んでいるし、強風がレースにどういった影響を与えるのかを予想するのは難しいね。でも、間違いなく面白いレースになるよ。明日は3チームの大接戦になると思う。何が起きても不思議はないね。
2018年F1アゼルバイジャンGP決勝レースは、日本時間29日(日)21時10分から、バクー市街地コースで開催される。現地日曜は最高気温18℃と低く、毎時50km程の強風が吹き荒れる予報となっている。