フェルスタッペン、ノリスを抑えポール!RBは僅差で明暗…角田裕毅はSQ2 / F1オーストリアGP 2024 《スプリント予選》結果と詳報
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100kmで競われる2024年FIA-F1世界選手権11戦オーストリアGPスプリントに向けたグリッド争い、スプリント予選(旧シュートアウト)が現地6月28日に行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得した。角田裕毅(RB)は14番手という結果だった。
フェルスタッペンはセンサートラブルにより停車を余儀なくされたFP1を経て、スプリント予選の全てのラウンドでトップに立ち、1分4秒686のポールラップでランド・ノリス(マクラーレン)を1000分の93秒差で2番手に退けた。
新型フロントウイングが導入されたマクラーレンMCL38は高い競争力を発揮した。オスカー・ピアストリはジョージ・ラッセル(メルセデス)を1000分の67秒差で交わして3番グリッドを持ち帰った。
SQ1でターン6のトラックリミットによりタイムが抹消され、出足が遅れたルイス・ハミルトンは6番手に終わった。セルジオ・ペレス(レッドブル)は僚友フェルスタッペンから1.322秒遅れの7番手に留まった。
スプリント予選に先立ちクルマに大幅な変更を加えたと見られるフェラーリ勢は、カルロス・サインツこそ5番手をマークするも、シャルル・ルクレール(フェラーリ)はSQ3のチェッカーまで残り1分というタイミングでアンチストールが作動。ピットレーンで停止してしまい、再び走り始めるも時間内に計測ラップに入れず、ノータイム10番手に終わった。
Leclerc has pulled up in the pit lane, something's wrong 😖#F1Sprint #AustrianGP pic.twitter.com/ZDCi8Fkt0l
— Formula 1 (@F1) June 28, 2024
アルピーヌ勢は前戦スペインGPに続き好調で、エステバン・オコンが8番手、ピエール・ガスリーが9番手タイムをマークした。
角田裕毅はSQ1の最終ラップのターン9でリアを失い、派手なスピンを喫してタイムを更新できなかったが、それでも15番手ギリギリでSQ2に進出。1アタックのみで挑んだSQ2では、セクター1こそ最速通過のフェルスタッペンと遜色ないペースを刻んだが、タイヤのオーバーヒートだろうか。残るセクターで遅れていき、コンマ2秒及ばず14番手でSQ2敗退に終わった。
僚友ダニエル・リカルドはチームメイトに僅か1000分の24秒及ばず、16番手でSQ1敗退に終わった。SQ2進出争いは熾烈を極めた。12番手通過のアロンソから16番手のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)まではコンマ1秒に満たなかった。
ヒュルケンベルグのチームメイト、ケビン・マグヌッセンは1000分の49秒差で惜しくもSQ3進出を逃した。
スプリント予選はグランプリ予選と同様に3つのステージで争われるが、SQ1は12分、SQ2は10分、そしてSQ3はわずか8分と時間は短く、最初の2セッションはコンパウンドがミディアムに制限され、SQ3ではソフトタイヤを履かなければならない。SQ1は全車1アタックでの一発勝負となった。
この日のレッドブル・リンクは晴天に恵まれ、SQ1は気温27℃、路面44℃の暑いドライコンディションでスタートした。公式タイヤサプライヤーのピレリは最も柔らかいC3~C5コンパウンドを持ち込んだ。
アレックス・アルボン(ウィリアムズ)は19番手でSQ1敗退を喫したものの、ローガン・サージェントはSQ2に進んで15番手と、キャリアを通して初めて予選でチームメイトを打ち負かした。
アストンマーチン勢はランス・ストロールが1000分の31秒差でチームメイトのフェルナンド・アロンソを抑えて13番手をマークした。
ザウバーは全10チームの中で唯一のダブルSQ1ノックアウトに終わり、バルテリ・ボッタスが18番手、周冠宇が20番手に終わった。
スプリントレースは日本時間6月30日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周4318mのレッドブル・リンクを++周する事でチャンピオンシップポイントを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2024年F1第11戦オーストリアGPスプリント予選リザルト
Pos | No | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:05.690 | 1:05.186 | 1:04.686 | 11 |
2 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:05.786 | 1:05.561 | 1:04.779 | 13 |
3 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:06.081 | 1:05.379 | 1:04.987 | 14 |
4 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:05.764 | 1:05.325 | 1:05.054 | 9 |
5 | 55 | サインツ | フェラーリ | 1:05.781 | 1:05.435 | 1:05.126 | 12 |
6 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:06.504 | 1:05.539 | 1:05.270 | 13 |
7 | 11 | ペレス | レッドブル | 1:06.256 | 1:05.612 | 1:06.008 | 14 |
8 | 31 | オコン | アルピーヌ | 1:06.343 | 1:05.686 | 1:06.101 | 12 |
9 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:06.465 | 1:05.757 | 1:06.624 | 12 |
10 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:06.149 | 1:05.526 | DNF | 12 |
11 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:06.387 | 1:05.806 | 8 | |
12 | 18 | ストロール | アストンマーチン | 1:06.037 | 1:05.847 | 8 | |
13 | 14 | アロンソ | アストンマーチン | 1:06.487 | 1:05.878 | 9 | |
14 | 22 | 角田裕毅 | RB ホンダRBPT | 1:06.557 | 1:05.960 | 9 | |
15 | 2 | サージェント | ウィリアムズ | 1:06.518 | DNF | 9 | |
16 | 3 | リカルド | RB ホンダRBPT | 1:06.581 | 6 | ||
17 | 27 | ヒュルケンベルグ | ハース | 1:06.583 | 6 | ||
18 | 77 | ボッタス | ザウバー | 1:06.725 | 6 | ||
19 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:06.754 | 6 | ||
20 | 24 | 周冠宇 | ザウバー | 1:07.197 | 6 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 27℃ |
路面温度 | 44℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1オーストリアGP |
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セッション種別 | スプリント予選 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | レッドブル・リンク |
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設立 | 1969年 |
全長 | 4318m |
コーナー数 | 10 |
周回方向 | 時計回り |